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突撃リポート

【UAワイン部と学ぼう】チリワインが人気の理由とは?メルシャンおすすめ「フロンテラ」もテイスティング!~前編~

        
近年、人気を博しているチリワイン。

「毎日飲んでます!」という方も多いかもしれません。

じつは、CAVEでお馴染みの「UNITED ARROWS LTD.WINE CLUB」(UAワイン部)部長 蟹澤徹さんも、「チリカベ(チリのカベルネ・ソーヴィニヨン)」の大ファンだそうで、日常的に飲まれているそう。

そこで先日、蟹澤さんにもっとチリワインを好きになってもらうために、メルシャン株式会社へ突撃。

担当者の方にチリワインの基本、人気の秘密、メルシャンおすすめのチリワイン「フロンテラ」の魅力など、チリワインをテーマにたっぷりレクチャーしてもらいました。

私たちの日常に欠かせない存在となったチリワイン。

あらためて、学んでいきましょう。
       
       

今回の出演者

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▲ 左:メルシャン株式会社 営業本部 マーケティング部輸入グループ 須永和子さん(以下、須永)
右:「UNITED ARROWS LTD.WINE CLUB」(UAワイン部)部長 蟹澤徹さん(以下、蟹澤)

        
         

日本で人気の高いチリワイン

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(須永)
「日本におけるスティルワイン国別輸入数量ですが、なんとチリは6年連続で1位。数あるワイン生産国の中でも、確実に存在感が高まってきています。

また、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど家庭用における金額シェアの2020年データではチリワインは42%超え(※)。

※ データ出典(メルシャン調べ)

2位のフランスが約19%、3位のイタリアが約11%ですので、ほとんどチリワインが占めているといっても過言ではなく、人気を博しているといえます。」
       
        

ワイン産地に適した理想の地

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(須永)
「そもそもチリとは、どんなワイン産地なのかご存知ない方もいるかもしれません。

チリの国土は南北に4,300kmと縦に細長い国で、ワイン産地は南北約1,300kmほど。

近年、北や南にワイン産地が広がってきている影響からワイン産地は拡大中です。

輸出品目の1位は銅ですが、近年フルーツやワインなどの農作物のボリュームが増えている傾向にあります。

ちなみワインの本格的な輸出自体は1990年代に入ってからなので、比較的近代で拡大した産業です。

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ワイン産地としてのチリの特徴は、地中海性気候であること、雨がほとんど降らない豊富な日照量、北にアタカマ砂漠、東にアンデス山脈、西に太平洋、南に氷河といった4つの自然のバリアに囲まれているところです。

こういった条件が整っていることもあり、チリはフィロキセラやカビなどの影響を受けにくくなるなど、ワイン用ブドウ栽培にとって理想的な産地として知られています。

また、寒流のフンボルト海流による冷たい海風や山側のアンデス山脈からの山風によって昼夜の寒暖差がもたらされることから、果実味豊かな味わいが生み出されるところも魅力といえるでしょう。
      
      

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では、ワイン栽培にとって理想的な環境であるチリにはどのような品種が栽培されているか見ていきましょう。

チリでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、シラーなど、一般的な欧州系品種が栽培されています。

中でもチリを代表するのが、「カルメネール」という黒ブドウ品種です。

もともとボルドーを原産とするブドウ品種ですが、1860年代のフィロキセラ禍によってヨーロッパの多くのワイン産地が壊滅的な状況に。

ただ、それ以前にフランスから導入されていたチリのカルメネールは被害を受けることは無かったため、今はチリを代表する品種となっています。

ちなみに、カルメネールは、“深紅の…”という意味を持つ名で、ワインも深く濃い赤色になります。アントシアンが強い影響なのか、収穫期はブドウ樹の葉も真っ赤に染まるところも特徴ですね。」
       
       

コスパに優れてる理由とチリワインの今

         
日本で人気の高いチリワインですが、受け入れられている理由がいくつかあると考えています。

まず、ワインの最大のハードルである「何を選べばよいか分からない…」という部分。
        
       

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チリワインは、単一品種で造られているものが多い上にハズレの少ない品質の高さを持ち合わせているため、消費者にとって選びやすいといった側面があります。

また、やはりコストパフォーマンスの良さは外すことはできないでしょう。

リーズナブルな価格帯であることから手に取りやすく、結果的に「安くておいしい」という産地イメージが形成されてるところもポイントです。

また、認知度や飲んだことがある方、リピートしたいか…といったアンケートを見ても、他生産国をおさえて1位(メルシャン調べ)。

コストパフォーマンスの高さが多くの方に認知されていると考えられます。
       
       

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では、なぜチリワインがコストパフォーマンスに優れているのか一歩踏み込んでお伝えしていきます。

まず、ブドウ栽培における恵まれた自然環境に加えて、物価が安価であることに支えられていることからリーズナブルに商品が届けられるところがポイントです。

2007年よりチリワイン(フルボトル)の関税を徐々に引き下げ、2019年4月に完全撤廃となったEPA協定の影響も大きいでしょう。

そして、資本力。

ヨーロッパは小さなワイナリーが多いのですが、チリの場合は大規模資本による経営が多いことから、工場設備の向上やマーケティング、品質改善などに積極的に力を入れることができます。

こういった要素から、コストパフォーマンスに優れたワインがチリワインに多いと考えることができます。

ちなみに、近代に入ってからチリはテロワール(テルーニョ)をコンセプトにしたワイン造りへ舵が切られるようになってきています。

つまり、適地適品種といった形で、その品種にあった土地を探し出し、新鮮な果実味と複雑味を備えたワインを生み出そうという方向性です。

中でもクールクライメットと呼ばれる冷涼産地であるカサブランカ・ヴァレーやリマリ・ヴァレーなどが注目されています。
       
       

チリワインの特徴を知ればもっと美味しい!

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チリワインの基本、日本で人気の理由、選び方などを須永さんに教えていただきました。

ワインの品質を落として安価にして輸出しているのではなく、理想的な環境やさまざまな要素、そして何より生産者や関係者の努力によって、「高いコスパ」が維持されていることがお分かりいただけたと思います。

後編では、蟹澤さんがおすすめのチリワイン「フロンテラ」をテイスティング。

ぜひ、実際にチリワインを選ぶ上での参考にしてみてください。
       
       

参考

       
フロンテラ
       
       

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