ブルゴーニュで作るソーヴィニヨン・ブラン!?~牡蠣とも相性抜群の辛口白ワイン~|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

コラム豆知識

ブルゴーニュで作るソーヴィニヨン・ブラン!?~牡蠣とも相性抜群の辛口白ワイン~

日を追うごとに寒さの厳しくなるこの季節は、おでんやお鍋といった温かい料理が食べたくなりますよね。しかし、それと同時に旬を向かえる食材といえば、、

そう!牡蠣ですね!!

牡蠣は、欧米では「Rの付かない月(5~8月)には食べるな」ということわざがあるらしく、一般的には9月から翌年4月が市場に流通する時期とされています。
特に寒い時期には、海水の表層に牡蠣のえさとなるプランクトンが大量に発生するため、十分に栄養を蓄えて太った美味しい牡蠣を食べることができるため「冬の味覚の代名詞」として知られています。
※とはいえ近年では、養殖や輸送技術の進歩により、一年中「美味しい牡蠣」が食べられるようになりましたが。。


そんな牡蠣にあうワインとして最も有名なのが「シャブリ」!!
赤ワインには肉、というフレーズも定番ですが、どこの産地の赤ワインかを特に示しているわけではありません。
ところが「生ガキにはシャブリ」という、食と特定のワインを関連づける強力なコピーは、他ではなかなかお目にかかることはありません。

シャブリのブドウ品種といえば「シャルドネのみ」とワイン法で決められていますが、シャブリに隣接するある地区では、シャルドネではなく『ソーヴィニヨン・ブランの白ワイン』が作られているのをご存知でしたでしょうか。

今回は、シャブリ地区の南西に位置する「サン・ブリ」という産地で作られる辛口白ワインをご紹介いたします。
フランスのみならず、世界を代表する銘醸地ブルゴーニュにおいて、唯一『ソーヴィニヨン・ブランを主体とする白ワインを生み出す産地』として、ソムリエ試験にも出題される特徴あるワインです。

ぜひこの機会にご堪能ください♪

     

「サン・ブリ」とは?

9686フランス ブルゴーニュの最北端、シャブリ地区の南西に位置するサン=ブリ=ル=ヴィヌー(Saint-Bris-Le-Vinneux)村を中心にした5つの村で作られるワインが、このサン・ブリです。
もともとV.D.Q.S.であったソーヴィニヨン・ド・サン・ブリが2003年にAOCとして昇格しました。

ブドウ栽培面積が約130ヘクタールと、シャブリの特級畑とほぼ同じ広さ(約105ヘクタール)の非常に小さなアペラシオンですが、ブルゴーニュでは唯一、ソーヴィニヨン・ブランを主体とする白ワインが作られていることから、ソムリエ試験にも出題されやすい「知る人ぞ知る」ワイン産地です。

      

シャブリが「魚介類と合う」と言われる理由

9691ところでなぜシャブリは牡蠣などの魚介類と合うといわれるのでしょうか。

シャブリの土壌はおよそ1億5000万年前のジュラ紀のキンメリジャン土壌(石灰質土壌)に覆われています。このあたりは大昔は海底だったため、アンモナイトや牡蠣や魚介類の化石などが含まれているのが特長です。

     

9688シャブリワインは、そんな土壌由来からくるとされる「火打石の香り」や「豊かで活き活きした酸」が特徴です。こういったさまざまな要素がつなぎ合わされた時、魚介類に合わないはずが無いだろうという結果となったわけです。
※科学的にはこのキンメリジャン土壌がワインの味わいにどのような影響を与えているのか、ハッキリとは分かっていないと言われています。

     

シャブリ地区のトップ生産者が手掛ける、上品で爽やかな味わいが愉しめる白ワイン

9689そんなシャブリ地区と隣接している「サン・ブリ」もまた、活き活きした酸が特徴の爽やかな味わいに仕上がっており、牡蠣などの魚介類とはまたとない組み合わせです。

このワインを手掛けるクロティルド・ダヴェンヌは、この地区におけるビオディナミ栽培の先駆者「ジャン・マルク・ブロカール」で16年間醸造に携わり、2005年に独立。自社畑ではテロワールを尊重したビオロジック(有機)栽培を行っています。

     

9692このワインは、ステンレスタンクにて天然酵母のみを使って発酵を行い、ブドウ由来の柑橘系の香りや爽やかなハーブのニュアンスを巧みに引き出しています。
シャブリ地区のトップ生産者が手掛ける、上品で爽やかな味わいが愉しめる白ワインです。


       

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