日欧EPA合意で発効時に輸入ワインの関税が即撤廃!?欧州産ワインの今後はどうなる!?|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

ワイン事情

日欧EPA合意で発効時に輸入ワインの関税が即撤廃!?欧州産ワインの今後はどうなる!?

     
近頃、世間を騒がせているのが、「日本と欧州のEPA(経済連携協定)交渉が大枠合意」というニュース。日本からの輸出品目においては、自動車や電子部品、日本酒などが合意されていますが、カーヴ読者が気になっているのは、やはり欧州から輸入される品目のひとつ、「ワイン」ではないでしょうか。

自動車や電子部品とは違い、日本の輸出酒類全品目と輸入ワインの関税に関しては協定発効時に即時撤廃となるということで、今後さらに大きな話題となっていくことは間違いありません。

さて、この日欧EPA合意についてのニュースなのですが、我々のような一般消費者にとって、どのような恩恵があるのかまだよくわかりません。今回、ここでは日欧EPA合意によって、欧州からの輸入ワインや日本からの酒類輸出にどのような影響があるのか、まとめてみました。簡単ではありますが、ぜひチェックしてみてください。
    

EUから輸入されるワインは安くなるのか!?

7610まず、ワインファンの皆さんであれば今回のニュースを知った瞬間に、「え?欧州産のワインが安く買えるようになるの!?ラッキー!」と思ったはずです。現在、輸入ワインの関税はボトルワインで、「L当たり15%、またはLあたり125円のいずれか低い税率(下限は63円)」。

これが、協定発効時に即時撤廃されるのが今回のニュースの内容です。要するに、ワインボトル1本分は750mlですので、現在は約93円か15%のどちらか低い税率が課せられていることになります。

安い税率が選ばれるということは、1本1,000円のワインの場合、適用される税率は15%だと150円になってしまうので、当然93円が選ばれるわけです。

つまり、単純計算で申し訳ありませんが、今回のEPA欧州合意で関税が撤廃された場合、ワイン1本分の最大値引き金額は「約93円」となるのです。
     

どのように捉えるべきか!?

7609前述した通り、ワインボトル1本当たり最大でも約93円しか安くならないのであれば、我々のような一般消費者にとっては残念でしかないニュースです。

とはいえ、大量に欧州産ワインを取り扱う輸入業者にしてみればこの関税撤廃は大きなニュースですし、1,000円以下のテーブルワインで93円安くなるというのは大きいはずです。前向きに考えれば、欧州産のテーブルワインも安価なチリワインしか飲まない方々の選択肢のひとつとなれる、そんな可能性もあるわけです。

ある意味で欧州産のテーブルワインの市場拡大のチャンスでもある今回の関税撤廃ですが、チリワインのようにうまくもいかない可能性がある、という意見もあるので紹介しましょう。
      

欧州は、テーブルワインに力を入れていない?

7608欧州のワインにおいて、カジュアルなのに美味しいというイメージがあるのは、スペインとポルトガルです。

とはいえ、チリの動物ラベルワインのような500円台でリピートできるような品質のワインがあるか、といわれて直ぐに思い浮かべるのは難しいでしょう。

ましてや、フランスやイタリア、ドイツなどは、品質の高い高級ワインを主軸に戦っている国ですので、低価格帯ワインに力を入れていないという意見もあります。

もちろん、地元で消費されているワインにはそういったものがあるでしょうが、日本人が熱狂するようなワンコインワインを造ろうとしている、欧州の生産者は少ないのではないでしょうか。
    

新世界ワインのワイン造りが浸透するのか?

7611ここ10数年の間に、ワインの品質を手軽に高くする方法が多く開発されています。マスト(発酵する前の原料でブドウ果汁や茎、果皮などが入ったものを指す))からアルコールだけを抜き去って味わいの調整が行える「逆浸透膜法」や「さまざまな種類の樽の味わいを付加できるオーク・チップ」、樽熟成を数年したような味わいに数日で仕上げられる「ミクロ・オキシジェナシオン(フランスの生産者は案外多く採用しているようですが…)」など、多岐に渡ります。

実は、これらの技法を新世界の生産者たちの多くは歓迎しており、実際に採用しているメーカーもかなり多いそうです。
こういった技法を取り入れることは不自然である、と嫌う生産者や消費者も多いようですが、安心して飲める高品質のワインがカジュアルな価格でいつでも手に入る、という状況が魅力的なのは間違いありません。実際、1,000円以下のテーブルワインは、今も尚日本でブームを牽引中です。

仮に、今回の日欧EPA合意においての関税撤廃をチャンスと捉える欧州の生産者が出てくるかもしれませんし、それはそれで欧州の伝統を壊すものでもなく、ワイン業界をさらに面白くしてくれる存在となるのではないでしょうか。個人的には、期待しています。
      

ワインがもっとも盛り上がっていくはず!

さて、ここまで日欧EPAの合意について簡単にお伝えしてきましたが、忘れてはいけないのは日本ワインの輸出です。補糖や補酸、ブドウ品種などの醸造方法が容認されるなど、従来に比べて輸出が容易になるとのことです。

さぁ、この協定は早ければ2019年の春には発行される見込みです。日本ワインが欧州でより広がり、国内では欧州ワインが安く飲めるようになる。そんな単純な話ではありませんが、とにかくワインファンとしては、喜ぶべき前進なのかもしれません。
      

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