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ワイン事情

2015年日本のワイン消費数量が4年連続過去最高!メルシャンがまとめる資料から見える市場の現状と今後とは!?

     
メルシャンが、例年国税庁等のデータをもとに、ワインの消費量や輸入数量などをまとめている「ワイン参考資料」の2017年度版の内容から、2015年の日本のワイン消費数量が4年連続で過去最高を更新したことがわかりました。
  
今回、ここでは「ワイン参考資料」から推測される、今後の日本ワイン市場について考えていきたいと思います。
     

日本の一人当たりの年間ワイン消費数量はボトル約4本分!?

7586O.I.V.(国際ワイン・ブドウ機構)の統計によると、2015年の日本の一人当たりの年間ワイン消費量は3.2Lで、年間でワインボトル約4本分と発表されていました。この数字は10年前の1.6倍であり、4年連続で過去最高を更新したことになります。
   
ポルトガルが54.0Lでフランスが51.8Lといった、他国の一人当たりの年間ワイン消費量を比較すると極端に少ないとはいえ、間違いなく国内においてのワイン消費量は着実に伸長しているようです。
     

ワインは日本人に定着してきた!?

7590日本人がワインを飲む機会は、「年末年始」「誕生日」「クリスマス」だろうから、1人あたり約3本という計算をする方も多いようです。しかし、データで示されているように、一人当たりのワイン消費量が4本の大台に近づいてきているこの現状は、ワイン好きとしては単純に嬉しい結果です。
とはいえ、この結果を受けて「4本?全然、飲まれてないと思うけれど?」と思われる方もいるでしょう。

しかし、日本にはさまざまなお酒があり、それらの消費に飲み込まれていない…という部分は高く評価すべきでしょう。日本酒をはじめ、焼酎、泡盛は日本が誇るべきお酒ですし、近頃ではハイボール人気からウイスキー市場も伸長しています。さらに、『氷結果汁』などの低アルコールRTD(※)の躍進や根強い人気のビール類、また海外国内問わず高品質なクラフトビールも気軽に楽しめるようになっているのが、酒類市場の現状です。

これだけのライバルがいるなかでもしっかりと伸長を続けているワインは、「日本人の日常に定着した」といっても過言では無いのではないでしょうか。
  
※「Ready to Drink」の略。缶酎ハイやカクテルなどの蓋を開けてそのまますぐ飲める飲料を指す。
    

ワインブームの頃の消費を超え続けている!

7587長年ワインファンを続けている方であれば、日本におけるワイン消費量のピークは1998年頃だと思われるかもしれません。ポリフェノール類などが豊富に含まれているワインは健康に良い、というセールスコピーによって、健康志向の強い方々が赤ワインを中心にワインを大量に消費したという時代です。

しかし今資料の「ワイン消費数量推移(1972年~2015年)」見る限り、2012年度には1998年度の国内製造と輸入の合計消費数量29万7,883キロリットルを超えた30万キロリットルを達成しており、2015年度は合計消費数量37万337キロリットルと伸長しています。

2016年度はやや減少してはいますが、10年前と比較しても約5割の増率となっており、このことからも、日本でワインは一過性の流行りものではなく、我々の日常に根ざしたお酒となってきたことが分かるはずです。

日本ワインはどうなっている!?

7588さて、日本のワイン消費量が伸長し続けている、という現状は理解できたかと思いますカーヴでは輸入ワインも応援していますが、それと同時に日本ワインも応援しています。今資料では、国内製造ワイン消費量に関してのデータもしっかりとまとめられているのでご紹介していきます。

まず、注目すべきは国内製造ワイン消費数量が11万キロリットル台を超え、11万360キロリットルとなったというデータです。前述した1998年の第6次ワインブーム後の1999年以来16年振りに11万キロリットルを超えた、ということで国内製造ワインにも消費者の注目と期待が集まっていることが分かりました。
     

日本ワインはまだまだ増加が期待できる?

7593日本ワインが注目されていることからも、日本国内で造られているワインは殆どが日本ワインだろうと思われている方もいるかもしれませんが、実際はその逆です。2016年11月の国税庁調査では、2015年の日本ワイン製造数量は国内製造ワイン全体の18.4%ということで、まだまだ8割以上が「日本ワイン除く国内製造ワイン」で構成されています。

苗木不足の問題などもあり、無闇に日本ワイン製造数量を増やすことはできませんが、日本ワインが世界にも注目されている現状から見て、今後この比率は高まっていく可能性はあるでしょう。

さらに、2015年10月に、国が定める初めてのワインのラベル表示のルールとなる「果実酒等の製法品質表示基準」も定められたことから、日本ワインのブランド力が高まり、海外でも日本ワインが注目されていくはずです。日本のワインファンだからこそ、日本のワインを応援し続けていきましょう。
     

日本国内でもワイナリー増加中!

さて、少し話は変わりますが、今資料の「日本ワインの概況(2015年)」には、「日本国内のワイナリー数(2015年)」のデータもあったのでご紹介します。やはり、山梨県が最もワイナリーが多く、構成比は全体の29%と約3割を占めています。とはいえ、長野、北海道、山形、新潟県と続き、その他が42%で構成されていました。
     
当然、ブドウ栽培とワイン造りで知られている産地は構成比が高いわけですが、これら以外の産地が4割を占めているということは、日本国内のいたる場所でワインを造ることができる、とも考えられます。有名産地だけではなく、さまざまな場所でワインが造られるようになれば、日本ワインの多様化にも繋がっていくのではないでしょうか。
      

これからもワインを飲もう、楽しもう!

7589今回お伝えしたワインの消費数量の数字を見た人によっては、「日本人もついにワインを沢山飲むようになったか!」という方もいれば、「まだまだこれからだな…」という見方の方もいるでしょう。

コラム中盤でお伝えするのを忘れていましたが、2016年もチリワインの輸入数量が2年連続で国別輸入数量第一位となっており、求めやすい価格でありながら高品質であるチリワインもまだまだ日本市場で存在感を増すことが予想されています。

一方、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が大枠合意というニュースもあり、ヨーロッパワインが今後日本のワイン市場を圧巻する可能性も見えてきました。輸入ワイン、国内製造ワイン共に、これからどのように数字が推移していくのか分かりません。

ただ、確かなのはワインは人々を幸せにするお酒であり、それを知っている我々ワインファンが、一人でも多くそのことをワインの魅力に気付けていない方々に伝え続けるということです。これからも、ワインを飲み、楽しみ続けていきましょう。
   
◆ご参考
・シャトー・メルシャン HP
・KIRIN HP
・ワイン参考資料 こちら
     

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