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投稿日著者カテゴリー突撃リポート

「まるで地下迷宮?」全長30kmにも及ぶ”モエ・エ・シャンドン”のカーヴに行ってきた!

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シャンパーニュ。
世界中の記念日を彩る、世界で最もエレガントなワインといえるかもしれません。

そして、そんな華やかなワインを生み出す産地もとても美しく、2015年にはブルゴーニュ地方のブドウ畑一帯と同時に、シャンパーニュが「世界遺産」として正式に登録されました。

しかし、同時に登録されたブルゴーニュとシャンパーニュでは、違うところがあります。
ブルゴーニュは「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」という、あくまで「ブドウ畑」が世界遺産になったのに対し、シャンパーニュは「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」と登録されているのです。

そう、注目するべきは「カーヴ」という地下貯蔵庫一帯までを含めて世界遺産登録されたということです!

シャンパーニュは、最低でも15ヶ月以上の長い瓶内熟成が義務付けられていますので、その地下にはとても広大なカーヴが広がっているのです。
言葉として聞いて分かった気になりがちですが、世界遺産登録されるほどのカーヴとはどんなものなのか?

今回は、シャンパーニュで最も巨大とも言われるモエ・エ・シャンドンのカーヴを実際に見学してきましたので、ぜひ紹介をしたいと思います。
ぜひご覧ください!

シャンパーニュは、パリから1時間半!

6870さて、旅の始まりはパリです。
実はシャンパーニュ地方は、旅行者泣かせのワイン産地の中では、屈指のアクセスのしやすさを誇ります。

ボルドーやブルゴーニュに行こうとすると、移動時間で半日ほどは必要になってしまい、日帰りは難しいです…。
しかし、シャンパーニュならパリから車で1時間半ほどでついてしまうほどの近さ。

しかも、歴代フランス国王の戴冠式が行われる歴史的な町「ランス」も一緒に見学できるため、パリ発のバスツアーが日々運行されているほど、人気の観光地です。

シャンパーニュに到着!

6839さて、パリを出発して、旅の疲れで車でうたた寝をしているうちに、あっさりとシャンパーニュに到着!
やはり近い!
ただ、少し残念ながら、お天気はあいにくでした…。

少し曇り空ですが、でもブドウ畑がびっしりと広がる光景は、とても美しいですね!

まだブドウは芽が出たばかり。

6840フランスでは菜種油の生産が盛んのため、原料となる菜の花畑を至る所で見ることができます。

4~5月の時期では、ブドウはまだ葉が出たばかりのため、菜の花畑の方がとても綺麗ですね。

収穫の時期にはこんなに大きく

6841まだ小さな可愛いブドウの樹ですが、収穫の時期にはこんなまで大きくなるのです。(※写真は11月)

ブドウの成長力はスゴイですね!

エペルネに到着!

6842さて、そんな風景を楽しんが後に早速目当ての「モエ・エ・シャンドン」へ!

ちなみに、モエ・エ・シャンドンは、シャンパーニュ地方のこの「エペルネ」という町にあります。

ワイン産地といえば、長閑で少し古い田舎町といったイメージがありますが、エペルネの町はコンパクトながらとてもモダンで綺麗な街並みです。

聞くところ、この地域一帯はやはりシャンパーニュ産業で潤っているそうで、そんな豊かさが街並みに現れています。

モエ・エ・シャンドン社に到着!

6845ついにモエ・エ・シャンドンに到着です!
写真では一部分しか写せませんでしたが、他の生産者と比べても、あまりに巨大な建物です。

ここから世界中へ、シャンパーニュを供給しているのですね。

ドンペリさんがお出迎え

6846入口では、ドンペリさんも迎えてくれました。
ただ、近年のテロの影響もあり、入口は厳重なセキュリティチェックが…。

無事通り抜けて、いざ中へ!

モエ・エ・シャンドンはルイ・ヴィトングループ

6854それでは、さっそくカーヴを見学!
すると、とっても美人なガイドさんが…。
180cmはあるのではと思う程のスリム長身で、まるでモデルさんのよう…。

何を隠そう、モエ・エ・シャンドン社は、あの「ルイ・ヴィトン」グループ。

このようなガイドさんの容姿からも、ブランドイメージを大切にするルイ・ヴィトングループの細部までのこだわりが感じられますね。

モエ・エ・シャンドンの歴史

6884まずはモエ・エ・シャンドンの歴史から説明を頂きます。

モエ・エ・シャンドンの始まりは、実に1743年という250年以上も昔。
「クロード・モエ」がエペルネに小さなワイナリーを作ったことから始まります。

当時から、シャンパーニュを最高のワインにすること。モエを最高のシャンパーニュにすることを目標に掲げていたと伝えられます。

その後、政治家や王室の御用達になるなど名声を築きますが、3代目のジャン・レミー・モエが、息子ヴィクトル・モエと娘婿ピエール・ガブリエル・シャンドンに引き継いだことで、現在の「モエ・エ・シャンドン」という名前になりました。

そして、この4代目がモエ・エ・シャンドンを大きく成長させていくのです。

見守る歴代当主たち

6871このように、モエ家とシャンドン家の「結婚」をきっかけにワイナリーが繁栄していったのです。

モエ・エ・シャンドンが結婚式のお祝いに選ばれる理由がここにあります。

そんな歴代当主の肖像画が廊下に並んでおり、今もワイナリーの伝統と未来を見守っています。

大人が迷子になるほどのカーヴの広さ

6885さて、いよいよカーヴへ!と思っていたところ、最後に注意事項として驚くべき言葉が…。

「これからカーヴに入りますが、迷ったら柱に電話があるので、柱に書いてある番号を伝えてください」




!?


それは、カーヴの見学のときに、写真を撮るのに夢中になってしまい、稀にはぐれてしまう人がいるそうです。
また、カーヴはとても入り組んでいて、声も響くので距離感も分からず、本当に出られなくなってしまうほどだそう。。

そのため、柱に電話が設置してあり、柱に番号が振られているので、そこから電話して助けられるようになっているとのこと。

「いやいやさすがに!」…と、この時は思っていました。

まるで「地下迷宮!」

6901説明が終わって、いざカーヴに突入!

すると、先ほどの注意事項が大袈裟ではないことが一目瞭然でした。
果てしなく続く地下道に、ひっそりと並べられたワイン達…。

碁盤の目のように縦に横に伸びる洞窟の道。
その先がどこまで続いているのかも、よく見えません。

(Photo:flickr, By giulio nepi)

全長はなんと30km!

6855そう、このモエ・エ・シャンドン社のカーヴだけで、全長に直すと実に30kmも洞窟が続いているのです。
これはもうカーヴなんて可愛い言葉ではなく、地下迷宮!

このようなカーブがシャンパーニュ地方に無数にあり、それは世界遺産登録される理由も納得です。

ところ狭しの静かに佇むシャンパーニュ達。

6856モエ・エ・シャンドンのシャンパーニュは、最低でも3年間は瓶内熟成をさせるということで、稚拙な表現ですが眠っているシャンパーニュが「ものすごく」あります。
これだけあると、どれがどの銘柄なのかわからなくなってしまいそうだな…と思っていたところ、それぞれにはこの写真のような、現場の方だけには分かる暗号のような文字で判別できるようにしているようです。

ドンペリがずらっと!

6857すると、「この一角は全部ドンペリですよ」と、ガイドさんのお話。
ざっと数えるだけで、5000本。

なんと、数億円!
うっかり割っちゃいましたで、牢獄にいけるレベルです。

鉄格子の向こうには…

6873歩いていると、今度は厳重に鍵がかかった鉄格子が…。
その先にライトアップされる、一本のボトル。

聞くと、この先には100年近く前のヴィンテージのシャンパーニュなど、とても貴重なワイン達が眠っているとのこと。
さすがに、見学ツアーでは入ることはできません。

しかし、洞窟の中に鍵がかかったお宝の部屋。
宝箱が見えるのに、入れない…。

ドラクエ世代にとっては、まるでゲームのような世界観を感じてしまいます。
この先、鍵を手に入れてこの扉を開けることができる日がくるのでしょうか。。

皇帝ナポレオンから寄贈されたワイン樽

6859さらに歩いていると、今度は大きな古い木樽が見えてきました。
これは、なんとあの皇帝ナポレオンから寄贈されたポートワインの樽とのこと!

ナポレオンは名言として、「シャンパーニュは勝利のときには飲む価値があり、敗北のときには飲む必要がある」という名言を残すほど、シャンパーニュを愛していました。

私も好きな言葉で、勝利の時はシャンパーニュが持つ「華やかさ」が美酒に酔わせてくれ、敗北の得はシャンパーニュの持つ「説得力」が、自らを顧みさせてくれるということでしょうか。

モエ・エ・シャンドン社はそんなナポレオンとの親交も深く、その関係で寄贈されて、今でも地下カーヴに眠っているのです。

ちなみに、モエ・エ・シャンドンのスタンダードクラス「モエ・アンペリアル」は、「エンペラー(皇帝)」、即ち「ナポレオン」を意味しています。

モエ・エ・シャンドン社の伝統と歴史を深く感じることができました。

ピュピトルもひっそりと。

6858ソムリエ試験で勉強した、澱を瓶口までゆっくりと降ろしていくための道具「ピュピトル」もひっそりと佇んでいました。

ただ、動瓶(ルミアージュ)の工程は機械化が進んでいるため、最近ではピュピトルは使わなくなったようです。

カーヴを抜けると試飲室へ。

6861さて、カーヴの探索を満喫して、地上へ生還!
待ちに待った試飲タイムです。

その試飲会場がなんともゴージャス!
聞くと、昨年リニューアルしたばかりとのこと。
古い伝統のカーヴから、現代的なゴージャス空間の落差が、心を昂ぶらせてくれています。

当たり前ですけど、やはりシャンパーニュはおいしいですね!

とても綺麗なギフトショップ

6860最後に私達を見送ってくれるのはギフトショップです。
ただ、モエのスタンダードクラスの価格は4ユーロと、日本とあまり変わらない…。

ブランドイメージの統一のためか、価格を世界で統一しているのかもしれません。
ただ、とても美しい現地オリジナルパッケージがあったので、お土産に購入!

パリに起こしの際は、ぜひシャンパーニュへ!

6862いかがでしたでしょうか。
モエ・エ・シャンドンは、世界的な大定番のシャンパーニュであり、日本でもコンビニでも売っているほど普及しています。

それによって、ある意味「馴染みすぎている」部分もありますが、いざシャンパーニュを訪れると、その品質へのこだわりを肌で感じることができました。

世界中の小売店に流通する前に、このように一本一本極めて原始的な瓶内熟成を行っていることを目の当たりにして、コンビニやスーパーでモエ・エ・シャンドンのボトルが並んでいる景色の感じ方が少し変わったように思います。


また、シャンパーニュ以外でもランスという歴史的な街を観光することもできるため、ぜひパリに起こしの際は、1日だけでも家族を説得して訪れる価値がある街だと思います!

ぜひシャンパーニュを訪れてみましょう!



(Photo:flickr, By giulio nepi)

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上村謙輔

上村謙輔

(社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。 「ワインをもっと多くの人に楽しんでほしい!」「ワインの魅力をもっと知ってもらいたい!」という強い思いのもと、日本のワイン市場を拡大させるための活動を行っています。

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