会員登録

ワインランキング

iphoneアプリはコチラ
androidアプリはコチラ
ソムリエ試験完全対策
ソムリエ試験完全対策
iOS Android
Caveがプロデュースしたソムリエ試験対策アプリ

コラム著者を募集中!

人気の記事

photo11_4_4
日本では馴染みのない「シャルキュトリー」とは?ワインと一緒にこだわるフランスでの事情
ロゼワイン
フランスで空前の大ブーム!?ロゼ・パンプルムースって何?
赤ワイン ピザ
ピザにワインは合わない、は本当?
モンドール チーズ
ワインとチーズのマリアージュ:季節限定のチーズ「モン・ドール」を知っていますか?
赤ワイン ボトル
酸化防止剤は悪なのか!?今だから知るべき、酸化防止剤とワインの本当の関係!

最新の記事

IMGP6570
手軽なワインイベントに参加しよう!「ドメーヌヒデ“Tokyo感謝祭”」に潜入取材!
IMGP5834
「シャトー・メルシャン プリムール・テイスティング2017」開催!大橋MWが語る、メルシャンの2016年ヴィンテージとは!?」
sub1
キュウリやパプリカを入れて楽しむシャンパーニュカクテル!?「Veuve Clicquot Rich テラス」
18298388_1870759949850749_8608645806003585024_n
『カーヴ the select』の楽しみ方、こんなワイン通販です
vineyard-1758095_1280
ナパ・ヴァレーという産地

関西ワイナリー協会

投稿日著者カテゴリー突撃リポート

関西ワイナリー協会発足!日本ワインを100倍面白くする関西のワインの今を聞く!

Pocket
LINEで送る

     
2016年6月25日、関西ワイナリー協会が発足しました。関西の中小ワイナリーが集まり、日本はもちろんのこと、世界へ関西のワインを発信していこうという、実に頼もしい組織の誕生です。

さて、このコラムを読んでいる方で関西のワインについての知識をどのくらいお持ちでしょうか。もしかしたら、「関西地方でワインを造っているの?」という方すらいるかもしれません。

今回、関西ワイナリー協会会長でカタシモワインフード株式会社代表取締役の高井利洋さんに、関西ワイナリー協会のこと、そして関西のワインについてお聞きしてきました。

Q.関西ワイナリー協会とは、どのような組織なのでしょうか?

「関西ワインの周知、関西の食文化やワインを多くの方に発信するために結成された、ワイナリー協会です。大阪、京都、兵庫、和歌山、滋賀の計13の中小ワイナリーがひとつとなり、国内はもちろん、世界に誇れる関西のワインや歴史などを発信しています」

Q.関西ワイナリー協会の設立の経緯を教えてください。

5117「経緯をお話するであれば、2012年の大阪ワイナリー協会の設立についてを話させてください。昭和初期、大阪は日本一のブドウ産地でした。さらに、日本一のワインの産地も大阪だったんですよ。

しかし、第二次世界大戦の影響などでブドウ畑が住宅地となっていき、あっという間に大阪は工業都市へと様変わりしてしまいました。ワイナリーの数も、ピークの119社から一気に減少し、最も少ない時期で3社にまで減りました。

さらに、ブドウ栽培農家の高齢化や耕作放棄地の問題も明るみになってきました。大阪ではブドウ栽培農家の平均年齢が73歳くらいで他県に比べても非常に高い。このままでは大阪のワイン造りは駄目になると、誰もが思っていたんです」

Q.では、この活動のスタートは大阪からだったのですか?

5122「私を含め、大阪の生産者で集まるといつも言い合いになりました。当然、皆自分のワイン造りが一番ですからね。

まぁ、それはそれで楽しかったんですが、それでは駄目だろうという話になったんです。大阪にはブドウ造りの長い歴史があるのに、山梨に比べれば圧倒的に認知度が低い。

さらに、大阪のブドウ造りやワイン造りが抱える問題による危機は目の前にまで迫ってきている。一致団結して、大阪のワインを盛り上げようという話になったんです」

Q.大阪ワイナリー協会の設立後、変化がありましたか?

「大阪ワイナリー協会の設立前、大阪にブドウ畑が多くあることを、府民の75%が知らなかったんですよ。それが、今では逆転しました。もちろん、イベントなども積極的に行い売り上げも上がりました。設立前に比べれば、多少は認知されたと思いますよ。

しかし、新しいワイナリーができるのは東の方ばかりですし、全国的にはまだまだ認知度が低いまま。ソムリエ教本にも、関西圏のワイナリーの情報がほとんど掲載されていませんでしたね」

以前は、大阪や関西のワインの歴史は認知度が低かったかもしれません。

5123「ワインの勉強会などは全て山梨や東京での開催です。関西では開かれたことは無いんですよ。

さらに、日本ワインの表示における新基準が昨年制定されましたが、我々は決まった後に知らされました。もちろん、この決まりにはメリットもあるので決まったこと自体はいたしかたないですが、こういった一連の流れに関西のワイナリーは不満を持っていたことは事実です。

冒頭で説明したような大阪が抱える問題自体、関西の他の地域全体の問題でもあります。こういった不満に対してじっと我慢するだけでなく、関西圏の中小ワイナリーで一致団結して組織をつくり、そこから発信していこうという形になったんです」

Q.関西ワイナリー協会で進められている活動を教えてください

「まず、この異常気象に対応できるブドウ造り、ワイン造りを研究中です。日本だけでなく、ボルドーやブルゴーニュなど、世界的な産地も異常気象による影響を強烈に受けています。

関西圏はそれでなくとも気候条件が厳しいですし、気候変動には非常に苦労しています。特に、カベルネなどのヨーロッパ系の黒ブドウの栽培が難しいですよ。我々は他県に比べて気象変動に危機感を持っていますし、いち早くその対策を打っているところです。

アメリカ系ブドウ、野生ブドウ、ハイブリッドなど、この条件に打ち勝つブドウ造りに取り組んでいます。コンクールで賞を取るようなヨーロッパ品種もいいですが、それだけに頼るのではなく、この場所で生き残るブドウを造り、地域で受け入れられるワインを造っていかなければなりません」

Q.勉強会なども積極的に行っていると聞きましたが?

5119「大阪国税局など、ワイン振興に協力してくれていますし、シンポジウムも開きました。

また、ベト病対策、剪定、ブドウという果実について、酵母菌、マロラクティック発酵などさまざまな角度から、講師を招聘してワインの勉強会を開いています。

新規の生産者も含め、関西のワイナリーのレベルの底上げを図っています」

Q.力を入れているブドウ品種はなんでしょうか?

5118「大阪は、デラウェアが全国3位の生産量です。カタシモワイナリーの『たこシャン』も、デラウェアですし、この地域ならではの高品質なデラウェアのワインはもっと広めていきますよ。

あと、ヤマソーヴィニヨンやブラッククイーンといった品種も、東方面だと酸度が高過ぎるので、我々の地方でより良いもの造っていきます。

そして、私たちが最も注目しているのが、紫葡萄です。非常にデリケートな品種ですが、この紫を大阪の6社のワイナリーで造りブランド化し、地域認証をもらおうと思っています。

日本ならではの品種で勝負していき、関西ワインを日本のみならず、世界へと羽ばたけるものとしていきたいです」

Q.関西ワイナリー協会のこれからを教えてください

5121「関西のブドウ造りやワイン造り、そして歴史を多くの人に認知してもらうこと。さらに、勉強会や情報交換の場を増やし、関西圏全体で良質なワインを造り続けていくことですね。

そして、近年の異常気象をはじめとした、ワイン製造関係者が抱える問題などを、日本のどの地域よりも先駆けて関西から対策を打ち出していきます。

私たちが最も大切にしているのが、地域と共存し続けることです。我々は、多くの人々の協力で生き残ってきました。ワインを通じたイベント、皆さんが関西へ遊びに来てくれることで地域活性化にも繋がります。

我々だけでなく、皆さんにとってもこの地域と人が宝物となるよう、関西のワイナリーたちが力を合わせていきますので、どうぞご期待ください」

まとめ

関西のワインと聞いて、ピンと来ない方が多いことは事実です。しかし、ブドウ造りやワイン造りの歴史を見ると、大阪をはじめとした関西地域を無視することはできないはずです。

お話の中で、高井社長は「吟醸酒のような、日本酒に近いテイストのワインを造っていきたい」とおっしゃっていました。個人的な意見ですが、関西のワインは、どの地域よりも「食との相性」を大切にしていると思います。関西のワインはまさに、「日本人による、日本のワイン」なのです。

日本人が日本のワインを応援しなければ、一体誰が応援するのでしょうか。ここはひとつ、私たちも関西ワインを盛り上げていき、関西のワインを世界へ発信していこうではありませんか。
     
      

CAVE THE SELECT

■参考
関西ワイナリー協会HP
http://www.kansai-wine.com/

カタシモワイナリー
http://www.kashiwara-wine.com/index.html
   
    
    

Pocket
LINEで送る

関連記事

突撃リポート

2017/05/29

突撃リポート

2017/05/12

突撃リポート

2017/05/12


突撃リポート

2017/05/08

突撃リポート

2017/05/01

突撃リポート

2017/04/28


カーヴを使ってワインを記録しよう!
PAGETOP
© Cave 2014 All rights reserved.