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ワイン事情

シャンパンを抜いた!イタリアのスパークリングワイン、プロッセッコが世界的大ブームに!

        
華やかなお祝いの席には欠かせない、きめ細かい泡が楽しいスパークリングワインの代名詞といえば、フランスのシャンパンですね。ところが、現在、世界で一番人気なスパークリングワインは、イタリアのプロセッコなのです。

プロセッコは、クリスマスや新年のパーティだけではなく、気軽にアペリティーヴォの食前酒として、または、食事にも合わせやすい辛口白ワインなので、食事を通してのワインとしても最適です。日本でも、徐々にブームの兆しが見えるプロセッコについて、イタリア在住ライターKOKOがご紹介します。

プロセッコってスプマンテとどう違うの?

4899スプマンテ(SPUMANTE)はイタリア語で発泡ワインを意味する言葉で、英語でのスパークリングワインのことなのです。一方、プロセッコ(PROSECCO)は、北イタリアの土着のブドウ品種プロセッコを使って作られた発泡ワインのことで、プロセッコは、スプマンテの一種となります。

日本では、イタリア製スプマンテといえば、アスティスプマンテをはじめとする、アルコール分が8%前後と低い甘口のスパークリングワインのほうが一般的なようですが、プロセッコは、アルコール分12%前後のきりっと爽やかな辛口スパークリングワインなのです。

世界的大ブーム、シャンパンよりプロセッコ!

4898数多い種類があるイタリアワイン全体の中でも、いちばん輸出量が多いワインといえば、実はプロセッコなのです。スパークリングワインとしての販売本数は、2007年にはようやくシャンパン、カバに次いで3位になったプロセッコなのですが、2013年には、シャンパンを抜きました。

シャンパンの瓶内二次発酵とは少し異なり、プロセッコはタンク内二次発酵のシャルマ方式です。大きなタンクで発酵させることにより、酵母の芳ばしさは薄れ、ブドウ自体の果物の香りがあふれるフレッシュなスパークリングワインなのです。

それに加えて、高品質でとってもおいしいというのに値段がお手頃なプロセッコは、お得感もあるところが、更に販売額を伸ばしている人気の秘密です。

ブドウ品種は、古代品種名をグレラという北イタリアの土着品種プロセッコを85%以上使うことが決められているプロセッコは、製法のみならずブドウ品種もシャンパンとは違います。そのうえ、価格の差が大きすぎるので比較することはあまり意味がないと個人的には思うのですが、イタリアにとっては、スパークリングワインの王様フランスのシャンパンを超えたという事実が大切なのでしょう。

DOCG、DOC指定されているプロセッコワイン

4895北イタリアのヴェネト州の近辺で長い歴史を持つプロセッコは、16世紀末に同地を旅行したイギリスの旅行家の記述にも名前が登場する、伝統的なワインです。ところが、第2次世界大戦後、ブラジル、オーストラリア、クロアチアをはじめとする各地で、プロセッコを名乗る疑似商品が登場したので、慌ててプロセッコの本家本元であるヴェネト地方が、プロセッコワインとして、国際的な規則のもとに正式に登録しました。

現在は、ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア州で作られるプロセッコはDOC指定されていて、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ―プロセッコ(Conegliano Valdobbiadene – Prosecco)とコッリ・アソラーニ―プロセッコ(Colli Asolani – Prosecco)またはアーソロ―プロセッコ(Asolo - Prosecco") の2種類がDOCGに指定されています。

そして今年は、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スーペリオーレDOCGの15指定地域すべて一緒に、2016年のヨーロッパのワインの町(CITTA EUROPEO DEL VINO)に選ばれました。ヨーロッパワイン文化圏の首都として、今年は様々なイベントが用意されています。

プロセッコを選ぶ基準は?

4894プロセッコは、商品によって含まれる糖分量がそれぞれ異なりますが、ラベルに表示されています。

・ ブリュット(BRUT)…糖分0~15グラム/リットル
・ エクストラドライ(EXTRA DRY)…糖分12~20グラム/リットル
・ ドライ(DRY)…糖分20~35グラム/リットル

個人的には、真ん中のエクストラドライがおすすめです。ドライだとなんとなく甘いし、ブリュだと辛口すぎるのですが、エクストラドライなら、洋ナシやリンゴ、桃などのあふれるフルーツの香りを十分に感じられるほど良い辛さで、さっぱりしたおつまみにピッタリです。

また、プロセッコは、250mlサイズの小瓶が多く市販されているのも嬉しいところです。イタリアではプロセッコはお手軽な値段なので、750mlだと炭酸がおいしいうちに飲んでしまわなきゃと、ついつい飲み過ぎてしまうのですが、この小瓶ならちょうどいい分量で気軽に楽しめます。

これから暑くなる季節には、爽やかな泡ののどごしが心地よく、フルーティなアロマがあふれるプロセッコがあれば、夏の食欲不振もどこ吹く風、元気に乗り切れます!
    
     
       

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KOKO
イタリア料理、ワイン好きが高じてイタリアへ留学し、語学、美術史の勉強の傍ら、イタリア家庭料理の研鑽に励む。 その後、妊娠・出産を通し、食の大切さを再認識し、スローフードライフを実践中。現在は2人の子どもの子育てのかたわら、観光業、翻訳業、そしてイタリアの食文化、ライフスタイルについても情報発信中。ローマ発のワイナリー訪問など、個人のご旅行のお手伝いもいたします。(詳細は「ローマ通信」http://romagranato.blog.jp/ にて)

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