シャンパーニュ地方のワイン


シャンパーニュとは?

シャンパーニュ地方は、フランスのワイン産地の中で最も北に位置する産地です。
パリの北東に約150kmほど行ったところにあり、電車であれば40分程度で付くほどのパリ近郊ともいえる場所に位置しています。

ぶどうが栽培できる地域は緯度でいうと30度~50度ですが、シャンパーニュの緯度はほぼ50度と、ほぼぶどうが栽培できる北限に位置しているといえます。

シャンパーニュといえば、日本においてもとても有名であり、説明をするまでもなく世界最高の発泡性ワインを生み出す産地として名声を築いています。

シャンパーニュは偶然生まれた

シャンパーニュで発泡性ワインが生まれた起源は偶発的なものです。
シャンパーニュはとても冷涼な地域であるため、ワインのアルコール発酵が完全に終わる前に瓶詰めをされることがありました。

まだボトルの中には糖分と酵母が残っていますが、冷たい気温の影響で冬は活動を停止します。
しかし、春になり気温が上がるとと瓶の中で再びアルコール発酵が再開し、アルコール発酵は炭酸ガスを生み出しますので、逃げ場のなくなった炭酸ガスがワインに混ざり発泡性を帯びました。

ワイン造りには冷涼な地域は不利といわれていますが、シャンパーニュ地方はこの不利な地理的条件を見事に覆して、世界最高の発泡性ワインの産地と成長したのです。

シャンパーニュで造られるワインの割合

生産されるワインのタイプはほぼ白の発泡性ワインが占めています。
赤・ロゼワインのシェアはわずか0.1%で、99.9%が白ワインというほぼ「白のみ」といっても間違いではないほどの偏りです。

ぶどうの栽培面積と輸出割合

ぶどうの栽培面積は33,504haで、ボルドーの約12万haに比べても分かるように、あまり大規模な産地ではありません。

また、海外輸出もさかんで、シャンパーニュで生産されるワインの国内消費は約56%に留まっており、残りの44%が海外に輸出がされています。

ワイ生産者の組織形態

シャンパーニュには、様々な醸造組織の形態があり、それをラベルに記載することが義務付けられています。
醸造組織の形態の主な形態は下記の3つがあります。

ネゴシアン・マニピュラン

1つが、他社が栽培したぶどうを買い入れてシャンパーニュを製造する形態で、これを「ネゴシアン・マニピュラン」と呼びます。

ネゴシアン・マニピュランは、シャンパーニュの畑のわずか10%ほどしか畑を保有していませんが、シャンパーニュの総生産量の2/3を占めています。
また、輸入で見ると実に90%がこのネゴシアン・マニピュランとなっており、シャンパーニュ地方で最も主流の形態と言えます。

日本でも有名な「モエ・エ・シャンドン社」も、ネゴシアン・マニピュランです。
小規模農家ではなく、大規模な生産企業がこの形態となります。

レコルタン・マニピュラン

2つ目が、自ら栽培したぶどうでシャンパーニュを作る形態で、これを「レコルタン・マニピュラン」といいます。
レコルタン・マニピュランはシャンパーニュ全体で4,722件ありますが、シャンパーニュ全体の割合だと1/3にも満たないです。

コーポレート・マニピュラン

3つ目が、農家が協同組合を作って組合で生産する「コーポレート・マニピュラン」です。
日本でいうと農協に近い形態ですが、単体ではシャンパーニュの製造が難しい農家たちが協会を作って製造をする形態です。



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