こんにちは。ブルゴーニュ在住のワイン好きライター、KIKIです。秋から冬にかけて出番が増えてくる野菜と言えば、カリフラワー。
日本では温野菜やシチュー、ポトフの材料になることが多いのではないかと思います。
フランスに来てカリフラワーのいろいろな食べ方やレシピを知りました。
そのほとんどはパリでルームシェアーをしていた時に一緒に住んでいたフランス人の友人に教えてもらったものです。
カリフラワーが彼女の大好物でほとんど毎週のように食べていたため、今でもスーパーでカリフラワーを見るとその友人の顔が思い浮かんできます。
カリフラワー好きの彼女は週末になると早起きしてマルシェ(朝市)に野菜を買いに行っていました。スーパーで売っている野菜よりもマルシェの方が新鮮な野菜が手に入るそうです。
私はそれまでカリフラワーの「鮮度」なんて気にしたことがなかったのでちょっとカルチャーショックだったのを覚えています。
カリフラワーを生で食べる !?
市場でカリフラワーを買ったら、まずその日のお昼に白ワインかスパークリングワインを飲みつつ、ポリポリと生で食べるのが第一弾。
私は日本でカリフラワーを生で食べたことがなかったのですが、フランスでは生のままサラダにしたり、スティック野菜感覚でディップにつけて食べたりします。
フランス人がカリフラワーの「鮮度」にこだわるのは、生で食べるという前提があるからかもしれません。
カリフラワーを房ごとに小分けにしながら、一口大の房にマヨネーズをチョンとつけてパクっとしていると、もうエンドレスです。
ワインもすすむし、気がついた時にはカリフラワーが半分以上なくなっていることも。
日本では、きゅうりにお味噌をつけて食べたりしますが、その感覚に近いかもしれません。カリフラワーだけでなく、他の野菜も用意して何種類かディップを作れば「おもてなし」の時のアペリティフに使うこともできます。
フランスではマヨネーズが定番ですが、バーニャカウダなどのソースを使うとオシャレですし、個人的にはマヨネーズに味噌を混ぜたディップで食べるのが好きです。
カリフラワーで簡単マリネ
さて生の新鮮なカリフラワーを堪能したら、第二弾として、残りの一部をスライスしマリネにします。
マリネにするとちょっと日持ちもするし、生とは違った食感を楽しむことができます。
「マリネ」と言ってもパリジャン流の超お手軽バージョン。
スライスした生のカリフラワーをビニール袋に入れて、塩コショウ、りんご酢、オリーブオイルを適当に加えて袋の上から軽くもんで、できるだけ空気を抜いて縛って冷蔵庫にいれておくだけ。
日本で言う「浅漬け」みたいな感じです。
気が向けば、ちょっとマスタードやミックスハーブを足してみたり、カレー粉で風味付けしてみたり、残り物のブラックオリーブを刻んで入れたり、アレンジも自由自在です。
翌日から食べられて、2~3日は保存できるようです。
カリフラワーだけでなくニンジンやパプリカ、軽く茹でたインゲンなどを加えると、カラフルでオシャレです。
このマリネ(カリフラワーの浅漬け?)は、サラダにトッピングしたり、サンドイッチの具にしたり、そのまま箸休めのような感覚で食べることもできるので冷蔵庫に常備しておくと何かと役に立ちます。
もちろんワインとの相性も抜群です。
シンプルに蒸して食べるカリフラワー
第三弾はいよいよ加熱した「ほっこりカリフラワー」の出番です。
カリフラワーの加熱は茹でるよりも蒸すのがオススメです。
レンジでチンすれば非常に簡単ですが、私のパリの友人は圧力鍋を使っていました。
圧力鍋に小分けにしたカリフラワーと水を少し入れて、火をつけ圧がかかり出したら火を止めてお鍋が冷たくなるまで放置するだけ。
日本でほとんど料理をしたことがなかった私はこんな圧力鍋の使い方があるんだと目からウロコでした。
カリフラワーは冷凍することもできるので、煮込み料理に加えたり、パスタソースを作ったり、スープやピュレにしたり、いろいろ使えて便利ですよ。
キッシュもどき!?具材にもぴったり
いろいろ使えると言いながら、私の友人はたいてい「タルト台なしのキッシュ」を作っていたのですが。
タルト台を使わずにグラタン皿に材料と卵液を直接流し込んでオーブンで焼くだけの手抜きキッシュのことです。
タルト台を使わないキッシュは、簡単なだけでなく、カロリーも控えめなので体重を気にする人にもオススメです。
地味だけど、ワインと好相性
一見地味ですが、びっくりするくらいワインとよく合うカリフラワー。
スパークリングワインや白ワインに合うヘルシーなおつまみを探していたりいたり、ワイン飲む時にもっと野菜も食べたいと思っていた方は、ぜひとも「カリフラワー」をレパートリーに加えていただければと思います。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただいて有難うございました。
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