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ワイン事情

アペリティフというフランス人特有の習慣

こんにちは。ブルゴーニュ在住のワイン好きライター、KIKIです。

今日は、フランス人を語る上で、避けては通れない「アペリティフ」という習慣についてご紹介したいと思います。

6月第1木曜日はアペリティフの日!

3321ちなみに、日本でも6月の第1木曜日を「アペリティフの日」として、アペリティフの習慣を広めるためにいろいろなイベントが行われているそうですが、ご存知でしたか?

今はまだそれほど浸透していないような気がしますが、そのうち11月の第3木曜日(ボジョレヌーボーの解禁日)のように知られるようになるかもしれません。

フランス人にとってアペリティフの習慣は、人生を豊かに彩ってくれるスパイスのようなものなので、毎日をより楽しく生きるために、日本人にもアペリティフの習慣が定着すればいいな、と思います。

大人がワクワクするアペロ

3325「アペリティフ」は直訳すると「食前酒」という意味ですが、食前酒を飲むという行為や、食前酒を飲みながら会話を楽しむという過ごし方を意味することもあります。

レストランで注文するアペリティフは、食欲を増進する効果を狙ったものだったり、メニューを選んでいる間のお供であることがほとんどです。

でも、家で飲むアペリティフというのは、食事の前にほっと一息つく「リラックスタイム」のことなのです。

子どもが「おやつの時間」を楽しみにしているように、フランスの大人は「アペロ(アペリティフ)の時間」になるとワクワクしてくるようです。

アペロの時間帯は?

3322お昼11時から12時半の間、夜6時半から7時半くらいが一般的なアペリティフの時間です。

普通は30分から1時間くらいで食事に移りますが、話が盛り上がったりすると、アペリティフだけで3時間くらい過ぎてしまうこともあります。

小食な人の場合は、アペリティフの時におつまみを食べ過ぎないように気をつけましょう。

肝心の食事が入らなくなってしまいます。

アペリティフのおつまみって何が必要?

3329アペリティフのおつまみは、ピーナッツやクラッカーなどのいわゆる「乾き物」の他、サラミやソーセージなどのシャックトリーやオリーブなどが定番です。

一口サイズのパイや、小さ目のキッシュ、ケーク・サレなどもよく見かけます。

ナイフやフォークを使わずに手軽につまめるフィンガーフードがアペリティフの基本。

食事のメインは「お料理」ですが、アペリティフのメインは「お酒と会話」だからです。

串に刺したものや、ヴェリーヌと呼ばれる小さな器に入ったスープやムースなどが出されることもあります。

最近ではあとで食事をする必要がないくらい様々なおつまみを用意する「アペロ・ディナトワール(夕食を兼ねたアペロ)」も人気です。

スーパーに行けば、アペリティフ用の冷凍食品がたくさん並んでいますが、自分で作りたい人向けに、アペリティフのおつまみを集めたレシピ本もたくさん出版されています。

「アペる!」いつの間にか動詞になっちゃった!?

3327「アペリティフ」のことを口語では「アペロ」と略して呼びます。

フランス人は「アペロする」という表現を頻繁に使います。

そして、フランス在住の日本人の間ではこれをもじって「アペる」という動詞として使うことがかなり定着しているようです。

私もパリで留学生をしていた時に実際に使っていました。

「帰りにちょっとアペっていこうか?」とか「金曜日の夜アペろうよ!」とか「来週ウチにアペりにおいでよ」という風に使います。

食事会に比べてアペリティフはおつまみを何品か用意するだけなので、呼ぶ方の準備も簡単だし、呼ばれる方も気楽に行くことができます。

ホームパーティーや食事会にはある程度親しくなった友人を呼ぶのが基本ですが、アペリティフなら知り合ったばかりの相手でも気軽に誘うことができるので便利です。

お酒以外でもOK!好きな飲み物で楽しもう

3319ブルゴーニュではクレモンなどの発泡性ワインか白ワイン、夏ならロゼワインをアペリティフとして飲む人が多いです。

南仏の方に行くと、パスティスやリカーと呼ばれるアニス風味のリキュールを飲んでいる人をよく見かけます。

ミュスカやピノ・デ・シャラント、自家製リキュールのような甘口のお酒を飲むこともあります。

飲み物はウィスキーやカクテル、ビールでもいいし、コーラやオレンジジュースなどノンアルコールのものでもOK。

家族や友人と楽しむだけでなく、一人で飲むのも全然アリです。

とりあえず、自分が好きなドリンクと、簡単なおつまみがあれば十分なので、ぜひ気軽にアペリティフの習慣を取り入れてみてください。

お疲れモードや仕事モードから、リラックスタイムやプライベートタイムへの切り替えが上手になるかもしれませんよ。

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでいただいて有難うございました。
A VOTRE SANTE!(乾杯)

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KIKI

KIKI

お気に入りのワインと、美味しい料理さえあれば人生バラ色という飲兵衛ライター。 インターバルを挟みつつ、2000年からフランスのブルゴーニュに住み着いています。 ワインの産地で言えば「コート・シャロネーズ」が「第二の故郷」です。 現地在住ならではのローカルな話題や、フランス人から学んだお酒の楽しみ方などをお届けできればと思います。

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