ブルゴーニュの春便り-3月のブドウ畑クイズ!|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

ブドウ畑

ブルゴーニュの春便り-3月のブドウ畑クイズ!

    
こんにちは。ブルゴーニュ在住のワイン好きライター、KIKIです。

春分の日を過ぎ、フランスもだいぶ暖かくなってきました。

まだ暖房は欠かせませんが、日中は20度近くまで気温が上がる日もあり、洗濯物を外に干すこともできるくらいです。

あちこちで春の気配が感じられる今日この頃、天気のいい日に近所のブドウ畑を散策してきました。今回はクイズ形式で3月のブドウ畑についてご紹介したいと思います。

ブルゴーニュ畑クイズ第1問-筒状のものは何?

2953冬の間は本当に眠っているかのように静かなブドウ畑ですが、暖かくなってくると何となく「目覚めた」ような雰囲気が漂っています。

春になってそれまで止まっていたブドウの樹液が再び流れ始めるからかもしれません。

それではここで、第1問です。

この時期にブドウ畑を観察していると、畑の端っこに下の画像のように筒状の物体がまとめてあるのを見かけることがあります。

さてこれは何でしょう?
      
       

答え:第1問-筒状のものは何?

2954ブドウ畑の中に残っているものを見ると、だいたいわかると思います。

これは「保護チューブ」と呼ばれるもので、植え替えたばかりのブドウの苗木を雪や霜、風などから守るためのものだそうです。

以前にもご紹介したことがありますが、ブドウの苗木って本当に細くて頼りないので、このような筒をかぶせて保護してあげる必要があるのです。

折角植えた苗木が、寒さで駄目になってしまったらもったいないですからね。

気温が上がり、雪や霜の心配がなくなったため、外しているのだと思います。

今はまだ弱々しく見える苗木も、これからは太陽の光をたっぷり浴びてすくすく育ってくれることでしょう。
    
      

ブルゴーニュ畑クイズ第2問-畑にドラム缶?

29553月のブドウ畑クイズ第2問、これは何でしょう?
     
      
        

答え:第2問-畑にドラム缶?

2956ドラム缶を再利用したらしい、非常に手作り感あふれるこの道具は、剪定したブドウの枝を燃やすためのものです。

ブドウ畑の畝の間をこの手押し車と共に剪定しながら移動するわけです。

枝を切っては燃やし移動して、切っては燃やし移動して・・・。

特に寒い時期の剪定では枝を燃やすことで暖を取るという意味もあったのではないかと思います。

ただ、最近では空気汚染の問題などもあり、剪定した枝は燃やさずブドウ畑に撒いておき、後から粉砕機を使うという方法が推奨されています。

下の画像では切った枝がそのまま残っているのがわかると思います。

ただ、枝を畑に放置すると土壌のバランスが崩れてブドウの質に影響を与える可能性があるため、粉砕機を使うことに反対しているワイン農家もあるようです。

ブルゴーニュ畑クイズ第3問-畑で必ず必要なものって?

2957続いて3月のブドウ畑クイズ第3問、これは何に使う道具でしょう?
     
    
     

答え:第3問-畑で必ず必要なものって?

2958冬のブドウ畑の作業と言えば、不必要な枝を切り落としていく「剪定」がメインですが、もう一つ忘れてはならないのが、リアージュ(LIAGE)と呼ばれる結びの作業。

ブルゴーニュやシャンパーニュでは、一本だけ残した枝をワイヤーに結んで固定します。

この辺のブドウ畑は、いつの間にかアルファベットのLを寝かした、ピストルのような形になっているので、ブルゴーニュに住み始めた頃は、枝が自分でワイヤーに絡まるんだ、自然ってすごいな、と思っていたものです。

もちろん、ブドウの樹が自分でワイヤーに絡まるのではなく、1本1本、人間が結んでいるわけで、上の道具はこのリアージュに使うものです。

(リアージュの道具の画像は、シャンパーニュのワイン農家さんのサイトからお借りしました。
http://www.champagne-harlaut.fr/fr/index.php)

ブドウの樹、農家の職人技

2959整然と枝が並んだブドウ畑の様子は、「お見事!」という感じで、毎年圧倒されます。

それにしても、か弱い苗を保護したり、不要な枝を剪定したり、ブドウの枝をワイヤーに固定したり・・・。

ワインの産地に住んでいると、美味しいワインを造るためのブドウは、手間隙かけて丁寧に栽培されているのだな、ということがよくわかります。

それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただいて有難うございました。

A VOTRE SANTE!(乾杯)
   
    
      

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【参照URL】※日本語以外のサイトです

・剪定後の枝の処理についての記事。
http://www.bienpublic.com/cote-d-or/2014/01/10/le-brulage-des-sarments-de-vigne

・シャンパーニュのワイン農家さんの動画ですが、リアージュの様子がよくわかります。「職人技」です。
https://youtu.be/pwdOeuMJ79k

    
      
        

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KIKI

KIKI

お気に入りのワインと、美味しい料理さえあれば人生バラ色という飲兵衛ライター。 インターバルを挟みつつ、2000年からフランスのブルゴーニュに住み着いています。 ワインの産地で言えば「コート・シャロネーズ」が「第二の故郷」です。 現地在住ならではのローカルな話題や、フランス人から学んだお酒の楽しみ方などをお届けできればと思います。

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