カルチャーショック!お酒を飲むのは夜だけじゃないのがフランス流!?|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

ワイン事情

カルチャーショック!お酒を飲むのは夜だけじゃないのがフランス流!?

    
こんにちは。ブルゴーニュ在住のワイン好きライター、KIKIです。

今日は、私がフランスに住み始めてビックリしたことの一つをご紹介したいと思います。

それは、フランス人はお昼からワインやお酒を飲むのに全く抵抗がないということです。

これは、週末家族が集まって食べるランチだけでなく、平日仕事中でも変わりません。

最近では、ランチタイムの休憩が短縮される傾向があるため、お昼にワイン付きの食事をする時間がない人も増えましたが、フランス人にとってワインは水のようなもの、ワインのない食事なんて考えられないという人が多いのです。

ちょっとした贅沢-ランチにワイン

2638私は以前、南仏のユースホステルのようなところで働いていたことがあるのですが、そこでは誰かの誕生日や、試験に合格した、怪我で休んでいた人が復帰したなど、何らかの「お祝い事」があるたびに、ランチの前にアペリティフ(食前酒)を飲む習慣がありました。

ピーナッツやポテトチップスなどの乾き物をつまみながら、南仏の名物であるアニス風味の「パスティス」や白ワインにカシスリキュールを混ぜた「キール」などで乾杯するのですが、結構何杯も飲む人がいたり、アペリティフが長引いてランチを食べる時間がなくなり、午後の会議がキャンセルされたり(ランチを省略することは絶対にない)、と日本では考えられないことの連続だったのでカルチャーショックを受けました。

その後、だんだん慣れてきて、まあワインの一杯くらいなら飲んでも別に大丈夫かな、と思うようになり、今では、ちょっと贅沢気分を味わいたい週末や休暇中のランチの時にワインを開けるのが定番になってしまいました。

勤務中の飲酒はフランスでも賛否両論ありますが、休日のランチにワインというのは、なかなかオススメです。

普通のシンプルなメニューでも、特別な感じが楽しめるからです。

特に私のお気に入りは、週末のブランチにクレマンなどの発泡性ワインを合わせることなのですが、この「しゅわしゅわブランチ」と私が呼んでいる習慣については、また機会を改めてご紹介したいと思います。

(Photo:C'est l'heure de l'apéro, By Dubomatik, https://flic.kr/p/4Enkod )

まさか!?お昼だけではなく…

2639さて、午後から仕事があっても、お昼前に知り合いに会えばアペリティフ(食前酒)を飲み、平日のランチでも食事にはワインが欠かせないというフランス人。

いくらフランス人でもまさか朝からは飲まないだろう、と思った方・・・甘いです。

フランスの北の地方、ノルマンディーのあたりでは、なんと朝から「カルヴァドス」というお酒を飲んだりするらしいのです。

カルヴァドスというのは、発酵させたリンゴ果汁を蒸留したアルコール度数の高いお酒で、ノルマンディ地方で造られています。

カルヴァドスは私の好きな食後酒の一つなので我が家にも1本あり、確認してみるとアルコール度数40パーセントでした。

(Photo:Calvados Dupont 1977, By DDominic Lockyer,https://flic.kr/p/fKXB7b )

ノルマンディー地方の驚きの朝カフェ

2640「カフェ・カルヴァ」というドリンクを聞いた事があるかもしれません。

「カフェ・カルヴァ」の飲み方はいろいろヴァリエーションがあります。

エスプレッソにカルヴァドスを適量加える、コーヒーをチェーサー代わりにカルヴァドスを飲む、中身を飲み終わったコーヒーカップ(角砂糖が溶けずに残っていればなおよし)にカルヴァドスを注いでコーヒーの余韻を楽しみつつカルヴァドスを飲む、などのやり方があるようです。

繰り返しますが、ノルマンディー地方の習慣では、この「カフェ・カルヴァ」を朝、飲むんです。

冗談か本気かわかりませんが、ノルマンディー地方出身の友人宅に泊まった次の日の朝食は、コーヒーとカルヴァドス、ウォッシュタイプのチーズ「マロワール(MAROILLES)」のタルティーヌが出てきました。

ちなみに「マロワール」はフランス人でも好き嫌いが別れるとてもクセの強いチーズです。

ノルマンディー地方では朝「カフェ・カルヴァ」をバーで一杯飲んでから仕事に向かう人もいるようです。

日本で言う「迎え酒」のような感じなのかもしれません。

なお、この記事は今、コーヒーを飲みながら書いていますが、カルヴァドスを入れるのはぐっと我慢しました。

パリのカフェでも出している所があるようなので、機会があれば一度お試しください。

日本人にとってお酒は、「夜、仕事が終わってから飲むもの」というイメージが強いですが、一日中、好きな時間に、好きなお酒を好きなように飲むフランス人を見ていると、お酒との付き合い方というのはもっと気楽で自由であってもいいのかな、という気がしてきます。

それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただいて有難うございました。

A VOTRE SANTE!(乾杯)
     

CAVE THE SELECT
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【参考URL】
・カルヴァドス フランス語

        日本語
    
    
    

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KIKI

KIKI

お気に入りのワインと、美味しい料理さえあれば人生バラ色という飲兵衛ライター。 インターバルを挟みつつ、2000年からフランスのブルゴーニュに住み着いています。 ワインの産地で言えば「コート・シャロネーズ」が「第二の故郷」です。 現地在住ならではのローカルな話題や、フランス人から学んだお酒の楽しみ方などをお届けできればと思います。

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