ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日が「第三木曜日」である理由


ボージョレ・ヌーボーは、もともと地元で楽しまれるワイン

ボージョレ地方にはできたてのワインを愉しむ文化があり、ボージョレ・ヌーヴォーは、もともとは農民がその年収穫を祝う、地元で楽しまれるワインでした。

それが、世界で戦争が続いていた1951年。
フランスは、軍に優先的にワインを供給するため、ワインの出荷を12月15日まで制限する法令を出しました。

しかし、新酒を楽しむ文化のあるボージョレの協会は、特例として認めてほしいと申請し、受理されました。
ここに、解禁日を待たずに販売できる例外的なワインとして「ボージョレ・ヌーヴォー」が誕生しました。

最初の解禁日は11月15日と固定されていた

しかし、ボージョレ・ヌーヴォーの人気が高まるに従い、「どこよりも早く出荷しよう!」とする売り手が増えてしまいます。
急げばそれだけ手間が疎かになってしまいますから、質の低いワインが増え、ボージョレの評判を下げるまでになってしまいました。

そこで1967年、フランス政府は解禁日を設けることで、品質低下をを防いだのです。

しかし、この時の解禁日は11月15日。
それがどうして、「11月の第三木曜日」となったのでしょう??

休みの日はしっかり休みたい!

それは…、
フランス人は「休日は休みたい」からです。

 
フランスは、休みの日は休む!という日本人とは正反対のお国柄。
日にちを15日に固定してしまうと、解禁日が日曜日の年も出てきてしまいます。

せっかくの解禁日が日曜日では、運送会社も休暇が多く、満足な出荷ができません。
そのため1985年、休日と重ならないように、「11月の第三木曜日」に改められたのです。



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