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ブドウ畑

「一番美しい?」ブドウ畑の紅葉で彩られる秋のブルゴーニュ

こんにちは。ブルゴーニュ在住のワイン好きライター、KIKIです。

秋と言えば紅葉(こうよう)です。

日本でもあちこちの山が美しく彩られていることでしょう。

日本では紅葉(もみじ)や楓(かえで)が一般的ですが、ワインで有名なブルゴーニュで紅葉と言えば、もちろんブドウ畑。ブドウ畑の紅葉は不思議なもので、同じ品種でも場所によって黄色になったり、赤くなったり、緑のままだったり、茶色くなったりするので、非常にカラフルなのです。

個人的に、ブドウ畑の写真を撮るなら、この時期が一番美しいと思います。

黄金の丘-コート:丘?海岸?骨?

2348ブルゴーニュの中でも特に高級ワインの生産地として有名な、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ。

この二つを合わせた地域をコート・ドールと呼びます。

コート・ドールは、ディジョンを県庁所在地とする、ブルゴーニュの県の名前でもあります。

コート・ドール(COTE D’OR)というのは直訳すれば「黄金の丘」という意味で、これは、秋になるとブドウ畑の紅葉により丘が黄金に見えるのが由来だと言われています。

この地域のワインは高級ワインばかりなので、お金がウハウハ儲かるから、という訳ではないらしいです。

ちなみに、フランス語のコート(COTE)には、丘や斜面という意味だけでなく、海岸(英語で言うならコースト)という意味もあるんですよね。

南仏の有名な紺碧海岸、コート・ダジュールのコートも同じ単語です。
なぜ「ぶどう畑のある丘」と「海岸」が同じ単語なのか、ちょっと不思議に思いませんか?

ブルゴーニュは内陸の地方なので、「ブルゴーニュはいい所だけど、海から遠いのだけが欠点だよね」と指摘された時に、負けず嫌いのブルゴーニュ人が「コート(海岸)は遠くても、コート(ブドウ畑)がたくさんあるからいいのさ」と言い返すためだ、という冗談のような説を聞いたことがあります。

なお、肋骨やあばら骨(英語で言うならリブ)にも同じコートという単語を使うので、一体どんなつながりなのか訳がわからなくなってしまいます。

ぶどう畑のマラソン!

2351日本ではこの時期、紅葉狩りに行く人が多いと思いますが、ブドウ畑の紅葉が美しい黄金の丘陵でもこの時期ならではの楽しみ方があります。

「マラソン」と「ワイン」と聞くと、一体どんな関係があるのか一瞬のうちには理解できないのですが、この時期、紅葉の美しいブドウ畑を通るコースを設けたマラソン大会というのがあちこちで開催されます。

ホノルルマラソンやパリマラソンのように有名な大会ではありませんが、地元の人には結構人気があって、多くの参加者で賑わうイベントです。

ボーヌのセミマラソンでは、ポマールやヴォルネー、ムルソーという代表的なワインの生産地がコースに入っています。

こういったワイン関係のイベントだと完走者に贈られる商品がワインであったり、ゴールした後にテイスティングやアペリティフが用意してあったりするので、それも人気の一つかもしれません。

コースの途中にテイスティングスタンドが設けてある大会の噂も聞いた事がありますが、走りながらワインを飲むのはちょっと、という気がします。

フランス人にとっては水もワインもジュースも一緒、ということでしょうか。

ブドウの紅葉を葉を眺めながら

2350紅葉が美しいブドウ畑の楽しみ方は、マラソンだけでありません。
ハイキングやトレッキングのことを、フランスでは「ランドネ(RANDONEE)」と呼ぶのですが、ブドウ畑の周りを歩くワイントレイルのコースが各地に設置されています。

私のお気に入りは、モンタニーにある4.5kmのワイントレイルです。


途中8箇所にワインについての案内板があって、読みながら休憩することもできるし、のんびり散策するのにぴったりなのです。

ブドウ畑を徒歩や自転車で散歩したいという場合は、その地域の観光案内所に行くと地図(たいてい有料)やパンフレット(たいてい無料)があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

歩いたり、走ったり、身体を動かした後に飲むワインは、一段と美味しく感じられるかもしれませんね。

それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただいて有難うございました。

A VOTRE SANTE!(乾杯)
   
   
   

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KIKI

KIKI

お気に入りのワインと、美味しい料理さえあれば人生バラ色という飲兵衛ライター。 インターバルを挟みつつ、2000年からフランスのブルゴーニュに住み着いています。 ワインの産地で言えば「コート・シャロネーズ」が「第二の故郷」です。 現地在住ならではのローカルな話題や、フランス人から学んだお酒の楽しみ方などをお届けできればと思います。

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