2020年11月7日(土)・8日(日)の2日間にわたって開催された「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーフェスティバル2020」。
オンラインでチェックされた方が多いと思いますが、今回CAVEは「UNITED ARROWS LTD. WINE CLUB」の蟹澤徹さんと一緒に、“あえて”現地で同オンラインイベントに参加。
オンラインではなく、現地の「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーフェスティバル2020」はどのような雰囲気だったのか簡単にお伝えしていきます。
“あえて”の歩き!
我々が訪れた日は晴天に恵まれただけでなく、11月頭でありながら汗ばむ陽気となった最高のワイン日和。
勝沼ぶどう郷駅に到着後、あえて我々は歩きで同イベント会場まで向かいました。
オンラインの魅力といえば、自宅はもちろん、どこにいても楽しめるところ。
CAVEでもその魅力を再三PRしてきたものの、やはり勝沼には勝沼にしかない空気感があり、それを感じながら会場に向かうというのも一興でした。
ブドウ畑を見ながらぶらぶら歩く…。(ビール片手に)
イベント内容とは関係ありませんが、こういった時間もオフラインの楽しみ方のひとつなのではないでしょうか。
最高のロケーションでワインを楽しむ!
イベント会場にはいくつかテーブルが用意されていましたが、決して“密”ではないソーシャルディスタンスが守られた配置。
誰もが安心してワインやイベントを楽しめる設定になっていました。
今回、現地組は会場受付で「勝フェスキット」が配布される仕組みになっていたので、我々も同セットを片手にテーブルへ。
緑生い茂る牧歌的な雰囲気とブドウ畑、そして広く雄大な青空…。
とにかく、最高のロケーションの中でワインを楽しむことができました。
動画×リアルで楽しむ!
我々が同イベントに訪れたのは、二日目の11月8日(日)。
オープニングや乾杯式をはじめ、大橋健一MWによるウェルカムトーク、シャトー・メルシャンにまつわる謎解きクイズなど、リアルに目の前でプログラムが進行していながらも、iPadなどを使ってオンライン配信しているものを同時に見る…という贅沢な楽しみ方をしてみました。
リアルはその空気感を肌で感じることができるのですが、オンラインはいろいろな資料などを組み合わせてわかりやすく構成されていたり、オンラインでないと見ることができないコンテンツもあるなど、双方にメリットがあると感じました。
いいとこ取りではないですが、現地に来なければ味わえない最高の雰囲気とオンライン配信の良さをミックスさせることで、より「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーフェスティバル2020」を楽しむことができたと思っています。(個人の意見です)
そのほか、勝沼醸造とシャトー・メルシャンのトークショーはじめ、勝沼所在5ワイナリーと大橋健一MWによるわいわいトーク、リーデル・ジャパン・コラボレーションなど、こういったコーナーは現地に用意されていた大型モニターでワインを飲みながら視聴できたところも良かったと思います。
ちなみに、蟹澤さんは「女性ワインメーカー おしゃべりタイム」に興味津々。
現場で働いている女性たちの頑張りやオススメワインを真剣に聞いていました。
彼女たちの生の声を聞くことができるのも、こういったイベントならではの魅力ではないでしょうか。
さまざまなワイン×ペアリングの魅力!
現地では、「勝フェスキット」に同封されているワインだけでなく、そのほかのシャトー・メルシャンのワインはもちろん、今フェスティバルに参加している近隣ワイナリーの勝沼醸造や丸藤葡萄酒工業、蒼龍葡萄酒、ダイヤモンド酒造のワインもグラスワインで提供されていました。
実際、勝沼を代表するワイナリーのワインを飲み比べできるというイベントはそうそうありません。
これだけでも、現地を訪れた意味があったかな…と思えるほどです。
とはいえ…やっぱり現地を訪れる魅力のひとつといえば、フードペアリング。
今回、ピザや牛肉のほほ肉の煮込み、桜えびのフィナンシェなど…いろいろなフードが揃えられていたので手当たり次第購入。
「シャトー・メルシャン 日本の新酒 マスカット・ベーリーA」を合わせてみたところ…どれも素晴らしいペアリング。
あとでお店の方にお話をお聞きしたのですが、今回は日本ワインとのペアリングということでフードの味わいを繊細にしたのだそう。
蟹澤さんも、「新酒はある意味、和食で言えば穫れたてのお刺身のようなもの。このフレッシュな味わいに、繊細な味付けのこれらの料理が良く合いますね!」と大興奮。
見た目個性が強そうなフードが多いですが、どのお料理とも今回用意されたワインとどれも相性抜群でした。
やっぱり勝沼はイイ!
新型コロナウィルス感染が懸念されている今。
なかなか、ワイナリーに行けないという方もいると思います。
今回、我々も徹底した感染対策の上でこの場を訪れたのですが、あらためて産地・勝沼が醸し出す言葉にできない空気感を肌で感じることができました。
誰もが何も気にすることなく、思い切りこの場所でワインを飲める日が一日も早く訪れるように…と、願わずにはいられません。
とにかく、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーフェスティバル2020」は、最高のイベントでした。
来年イベントが開催された際には、ぜひ皆さんで楽しく明るく現地で乾杯しましょう!
ご参考
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ナカゴミ コウイチ
ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。
ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。