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今年で創業100周年!「メルシャン藤沢工場&デイリーワイン」オンライン工場見学会をレポート!

         
誰もが羨む高級ワインだけではなく、コンビニやスーパーで手軽に購入できるカジュアルなデイリーワインもワイン文化の醸成には重要な存在です。

安定の生産数、手にとりやすい価格帯、そして高品質。

日本のワイン市場を下支えしている存在こそ、デイリーワインといっても過言ではないでしょう。

さて…前置きが長くなりましたが、そんなデイリーワインを多く生産している場所といえば「メルシャン藤沢工場」

CAVEでも以前、同工場についてお伝えしましたが、なんと今年で創業100周年を迎えるそうです。※過去の取材コラムはこちら 》

なんと先日、普段公開していない工場内施設と中継を繋いだ、「メルシャン藤沢工場&デイリーワイン」オンライン工場見学会が開催されました。

ここでは、当日の模様をレポートしていきます。
        
         

メルシャン藤沢工場について

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オンライン工場見学は、メルシャン株式会社 藤沢工場工場長の大金修さん(画像:右)の「メルシャン藤沢工場概要説明」からスタートしました。

メルシャン藤沢工場の前身となる大日本醸造(株)が設立されたのは、なんと1920(大正9)年。

日本にワイン文化がまだまだ浸透していない時代から存在していた、というのですから驚きです。

さて、そんなメルシャン藤沢工場が位置する神奈川県。

果実酒生産量が日本一である上に、その95%※を同工場が占めているというのです。

※出典:国税庁課税部酒税課「国内製造ワインの概況」(令和2年2月)をもとに、メルシャン推計

さらに、国内製造ワインに国内ボトリング、梅酒などを生産する同工場の生産品目は約630品目。

「メルシャン藤沢工場」は、日本のワイン市場を下支えしている存在といっても過言ではないかもしれません!
       
        

メルシャンのデイリーワインの魅力とは?

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次のコーナーは、メルシャン株式会社 藤沢工場技術課の福田崇さん(画像:左)による「メルシャンのデイリーワインの魅力」についての解説です。

個人的に注目したのが、メルシャン藤沢工場におけるワイン造りの技術力について。

デイリーワインの大切なポイントは、「いつ飲んでも美味しい安定した味わい」ですが、同工場では世界からよりすぐった濃縮果汁・バルクワインを使い1年を通じてフレッシュなワインを発酵できる技術を駆使しているのだそう。

濃縮ブドウ果汁から藤沢工場で発酵させたワイン「コンセントワイン」と海外で発酵させたワイン「バルクワイン」を、それぞれの役割に応じてブレンド。
但し、原料産地により、ブドウにそれぞれ特長があるため、いつでも同じ味わいにするには高い技術力が必要です。
この高い技術力があるからこそ、約100種類ものデイリーワインを年間を通して安定した品質で提供できると語られました。
       
       

各ワインの魅力についての解説!

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前述したように、藤沢工場では数多くの品目が製造されています。

その中でも人気の高い、「ビストロ」(画像:左)「ボン・ルージュ」(画像:右)の魅力について解説もありました。

濃縮果汁が持っているポテンシャルを最大限引き出すことに長年取り組み、バルクワインに負けない要素を表現した「ビストロ」。

アルコール発酵を伴わないポリフェノール抽出技術を駆使し、“苦くない&渋くない”味わいを実現させたポリフェノールが多く含まれた「ボン・ルージュ」。

どちらも、感心せざるを得ない素晴らしい商品ということが理解できました。
       
       

おいしい酸化防止剤無添加ワインの解説

       
さて、そんな中でも今回とくにフューチャーされていたのは大人気、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」。

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メルシャン株式会社マーケティング部の大林万希子さん(画像:右上)から、9月上旬よりリニューアルされた「おいしい酸化防止剤無添加ワイン 厳選素材 プレミアム」について解説がありました。

ブドウの芳醇な香りとコクを最大限引き出す発酵条件やバランスの改良や、酸化防止剤無添加の「自然感」とブドウの果実感あふれる、コクのある味わいと厳選ブドウのプレミアム感を表現したパッケージデザインなど、まさに“より美味しく、より新しくなった”「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」に仕上がっているようです。

さらに、同シリーズの美味しさの秘密をキリンホールディングス 株式会社 R&D本部 飲料未来研究所の鈴木由美子さん(画像:右下)が特別に解説。

収穫したてのブドウを素早く果汁にし、濃縮・凍結した状態で日本に輸送、冷凍保管する技術。

さまざまな香味特徴を引き出すための最適な酵母の選択技術。

各工程において徹底的に酸化を防ぐための、「フレッシュ製法」など、とことん品質と安全性にこだわった藤沢工場の技術力が語られました。

ちなみに、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン 厳選素材 プレミアム」に使用されているブドウは厳選された「チリ産 カベルネ・ソーヴィニヨン」、「オーストラリア産 シャルドネ」を贅沢に使用。

芳醇な香りや果実味豊かなコクのある味わいを実現するために、メルシャン独自の「芳醇製法」を採用しているのだとか。

このぐらいでいい…という造りではなく、徹底的に品質にこだわった製造方法をおこなっていることをあらためて知ることができました。
       
       

メルシャン藤沢工場オンライン見学ツアー!

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さて、今イベントの目玉のひとつが「メルシャン藤沢工場オンライン見学ツアー」です。

「おいしい酸化防止剤無添加ワイン 厳選素材 プレミアム」の製造工程が、中継という形で伝えられました。


まずは、原料倉庫からメルシャン藤沢工場 製造課第二製造係の柴田あゆむさんの解説から。

濃縮果汁はマイナス18度以下で冷凍するそうで、そのおかげで収穫後のフレッシュな状態がキープされるのだとか。

原料ブドウが入っているドラム缶を背景に、実際に赤ワイン用と白ワイン用の果汁を見せてくれたり、“実は、濃縮果汁はそのまま飲んでも甘くてとても美味しい!”というレアな情報も伝えてくれました。


さて、次は発酵タンク前からメルシャン藤沢工場 製造課第一製造係の上田和弘さんが発酵についてレポートします。

かなり大きな発酵タンクでアルコール発酵がおこなわれているようでしたが、上田さん曰く「6万リットル」ものワインが造れるとのこと。

ワインボトル換算で約8万本になるそうで、1日1本飲んだとしても220年かかるという驚くべき生産量です


発酵タンクの次は、濾過の工程。

メルシャン藤沢工場 製造課第一製造係の田中俊光さんが解説します。

発酵後のワインは酵母によってにごった状態であり、放置しておくと不快な香りなどが発生し品質低下に繋がってしまうのだとか。

実際に利用している“ろ紙”や、濾過前のワインと濾過後のワインも見せてくれました。

ちなみ発酵後のワインは、ドリップコーヒーで使うろ紙と同じような原理で濾過しているそう。

これも貴重なお話です。


中継の最後は、包装エリアから。

メルシャン藤沢工場 包装課第3包装係の木下健太さんがレポートします。

ここでは、空のペットボトルにワインがボトリングされている工程を見ることができました。

木下さんいわく生産能力は、1分間に約220本、1時間に約12,000本。

あまりの多さにピンと来ません。

また、ペットボトルにも特殊なコーティング技術が施されていたり、充填前と充填後に液体窒素を利用するなど、徹底的に酸化を防ぐ技術についての解説も。

より新鮮なワインを届けたい…という思いを強く感じることができました。
       
       

11月1日(日)に「メルシャン藤沢工場 オンライン開放祭」開催!

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自分も藤沢工場の内部を見てみたい、という方もいるかもしれません。

じつは、来る11月1日(日)。

メルシャン藤沢工場創業100周年&藤沢市制80周年を記念したオンラインイベント「メルシャン藤沢工場 オンライン開放祭」が開催されるとのことです。

メルシャン藤沢工場からZoomによるオンライン配信を予定しており、抽選500名が参加可能だそう。

オンライン工場見学はもちろん、地元・藤沢市の皆様と協働してのオンラインイベント、メルシャン商品が当たるオンライン大抽選会、オリジナルワイングラス贈呈など盛りだくさんの内容を予定している、とのことです。
      

20638詳しくは、専用サイトURLをチェック!


ぜひ、日本を代表するワイン製造工場「メルシャン藤沢工場」の魅力をご自身の目で確かめてみてください!
      
      

ご参考

       
メルシャン藤沢工場

      
       

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