ワインは冷蔵庫で保存しても大丈夫?ワインの保存についてワイン博士こと清水健一に聞いてきました!|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

突撃リポート

ワインは冷蔵庫で保存しても大丈夫?ワインの保存についてワイン博士こと清水健一に聞いてきました!

   
ワインというお酒は保存方法が厳しく決められているきらいがあります。

ワインセラーは必須、冷蔵庫はダメ、保存方法が悪ければすぐに劣化して美味しくなくなる…。
保存方法の知識がないとワインは自宅で美味しく飲むことはできないのでしょうか。

今回、ワインの保存についてワイン博士こと清水健一さんにお聞きしてきました。

ワインというお酒について、保存方法、残ったワインの使い方などすぐに使える知識が満載です。

ぜひ、最後までお読みください。
       
          

今回お話しを伺った方

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▲『ワインの科学』の著書でワイン博士こと清水健一さん

       
            

ワインの保存について

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Q.そもそも、ワインに賞味期限はありますか?

「基本的にワインに賞味期限はありません。一番敏感なお酒といわれていながらもワインはかなり長持ちしますからね。例えば、ヴィンテージワインはどうなるのか…という話にもなりますし、さまざまな理由から賞味期限を表示していないのです。とはいえ個人的には、普通のワインであれば買ってすぐ飲むことをおすすめしていますが。」



Q.ワインの場合、保存方法が厳しく決められている印象です。

「私は少し神経質過ぎるところがあるかな、と感じています。赤ワインはもちろん、白ワインにはもともとポリフェノールが含まれています。ポリフェノール自体が天然の抗酸化物質である上に一般的なワインには亜硫酸が含まれている。要するに、ワインそのものが長持ちするお酒なのです。」
         
        

冷蔵庫かワインセラーか?

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Q.冷蔵庫での保存はやめた方がよいともいわれますが?

「湿度がコントロールできない部分がありますが、基本的に冷蔵庫での保存に問題はありません。スクリューキャップであれば関係ありませんし、コルクのワインも何十年も保存するわけでなければ難しく考えなくてよいでしょう。ただし、コルクのワインはコルクを湿らせる目的もあるので横に寝かすとか逆さにすること。スクリューキャップのワインは立てて保存した方がよいですね。」



Q.普通のワインであれば難しく考え過ぎない方がよいのですね。

「一部の高級ワインは正しい保存環境が必要でしょうが、それを保存の基準にするから無理が出てきてしまうんです。たとえば、海外のワイン産地では一部のレストランなどは別ですが街場のカジュアルな飲食店であれば適当な場所にワインが置いてあります。先ほどもお伝えした通り、ワインは保存が利くお酒ですので神経質になり過ぎないことも必要でしょう。」
          
           

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Q.ワインセラーで選ぶとしたらどんなものがいいでしょうか?

「湿度をコントロールできるものはよいと思います。」



Q.仮にワインセラーを利用するのであればどんなワインがいいのでしょうか?

「熟成を目的としているワインであればワインセラーはおすすめでしょう。また、ワインセラーを使うのであれば白ワイン、赤ワインならピノ・ノワールを入れるとよいと思います。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、シラーはポリフェノール含有量が高いだけあってセラー無しでもしっかりと持ちます。日当りなどを考慮すべきですが、逆にこういった赤ワインはセラーに入れない方が熟成が早くなり美味しくなります。」



Q.結局のところワインセラーは必要でしょうか?

「あるにこしたことはありませんが、私はなくても大丈夫だと考えています。一般のご家庭であれば、“あった方がベター”という程度のことではないでしょうか。」
          
           

飲み残しのワインについて

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Q.飲み残したワインは冷蔵庫でも大丈夫ですか?

「はい。冷蔵庫に入れておいても、そんなすぐに激しく味わいが落ちることはありませんから。」



Q.ワインが残った場合、ワインボトルでそのままで保存しても大丈夫ですか?

「仮にワインを半分飲んだ場合、ボトルにはワインが減った分の空間ができています。このスペースが大きくなるほどに酸素とワインが反応するチャンスが増えてしまいますので、できれば別の小さなボトルに移しかえた方がいいでしょう。」



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Q.どんなものに移しかえるのがおすすめですか?

「おすすめは、炭酸飲料のペットボトルです。キャップがしっかりとしているため、酸素の進入を防ぐことができます。ウィルキンソンなどはガスがかなり強い炭酸飲料なので、この空きペットボトルに移しかえるとなおいいでしょう。」



Q.窒素を入れたり、空気を抜くグッズなどを活用するのもアリでしょうか?

「空気を抜くものは多少効果があるかもしれませんが、窒素はあまり効果がありませんね。本来効果があるのは二酸化炭素なのですが、ガスってしまうので難しいところです。そこまでしなくても、個人的には先ほどのペットボトルに移しかえる方法でよいと考えています。」



Q.かなり酸化してしまったワインはどうすればいいでしょうか?

「料理に使うなどがおすすめです。かなり茶色くなってしまった白ワインでも、マディラのようにケーキなどに使う方法があります。見た目や味わいが微妙であっても毒物が出ているわけではないですし、料理に使えば酸化臭は飛んでしまいます。もし、余ったワインを飲まないのであれば調理やお菓子に使用してみてください。」
          
            

保存法から考えるワインショップの選び方

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Q.保存法にこだわっているという視点でワインショップを選ぶ場合はどんな場所がおすすめですか?

「やはり、割と名の通っている店鋪がいいでしょうね。ワインショップとして有名なとこであれば保存法が違います。店頭に陳列しているものというより、バックヤードの保存環境が徹底されています。」



Q.ネットショップはどうでしょうか?

「しっかりとしているショップもあると思いますが、一部注意すべきショップもあるかもしれません。そもそも、消費者はそのショップがどのようにワインを保存しているのかを確認することができませんから。」
          
          

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Q.大手のスーパーマーケットなどはどうでしょうか?

「店鋪によりますが、全体的にかなりしっかりとしています。ちゃんとしたところは、もの凄く管理を徹底していますね。また、スーパーは回転率が高いという利点もありますし、価格も比較的安い。案外、保存の視点から考えるとスーパーでワインを購入するのは悪くはないでしょう。」



Q.ちなみにワインショップで購入したワインはすぐ飲むべきでしょうか?

「1万以上のワインであれば寝かせる価値がありますが、2,000円以下のワインであれば直ぐに飲んだ方がよいと考えています。例えば、ワイナリーでピーク直前に瓶詰めされたワインは船で時間をかけて日本へやってきます。店頭に並ぶ前にピークギリギリか過ぎてしまっている場合も少なくありません。赤ワインは多少長持ちしますが、白ワインは購入後できるだけ早く飲んでいただきたいですね。」



Q.結果、ワインを購入するなら実店鋪とネットならどちらがいいでしょうか?

「信頼できるネットショップであればそちらでも構いません。ただ、自分の目で見て安心したいというのであれば実店鋪で購入された方が安心かもしれませんね。」
          
          

まとめ

       
今回、清水さんにワインの保存についてお聞きしました。

ワインの保存というと難しく考えてしまいそうですが、高級ワインでなければそこまで保存に気を使い過ぎる必要がないことがお分かりいただけたと思います。

炭酸飲料のボトルに移しかえて保存という話は特に興味深かったですね。

ぜひ、今回の内容をこれからのワインライフに役立ててください。
          
           

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