シャンパーニュのワイン


「シャンパン」とシャンパーニュ

日本では「シャンパン」という呼び名で親しまれるスパークリングワイン、それがシャンパーニュです。

日本では、スパークリングワインの総称として「シャンパン」という人も多いですが、正しくはフランスのシャンパーニュ地方で決められた生産方法を厳守して作られたスパークリングワイン(ヴァン・ムスー)だけを指す名前です。

シャンパーニュ以外のワインの総称としては「スパークリング」と呼ぶ方が相応しいかもしれません。

シャンパーニュの位置

シャンパーニュとは、フランスのパリから北東に約150kmに位置する、ランスを主要都市とする地方の名前です。
フランスのワイン産地としては、最も北に位置するとても冷涼な産地です。
シャンパーニュは「Champagne」と書きますが、フランス語でChamは「畑」、Pagneは「白い」を意味する言葉ですので、「白い畑」を意味する地名です。
その言葉の通り、石灰質土壌が特徴の地域です。

シャンパーニュは偶然生まれた

シャンパーニュが生まれた理由は、この土地性ならではの偶然がきっかけです。
シャンパーニュ地方は非常に冷涼なため、発酵が終わる前に気温が下がって酵母が眠ってしまいます。
昔の人は、それに気付かずに発酵が終わったものと勘違いして瓶詰めをしてしまいました。
すると、翌年の春に酵母が目覚めて、瓶内で再度発酵するということが起こりました。

アルコール発酵によって炭酸ガスが生まれますが、瓶詰めされているため炭酸ガスは逃げ場がなくなりワインに溶け込むしかありません。
そして図らずも微発泡性を有したワインとなったのです。
この発見が、シャンパーニュの起源と言われています。

シャンパーニュを名乗るための条件

また、シャンパーニュで作られれば何でも「シャンパーニュ」と名乗って販売できるわけではありません。
シャンパーニュという名前で商品にするにはとても厳しいルールがあり、シャンパーニュ地方で作られたもの以外は、「シャンパーニュ」として売り出すことは法律で禁じられているのです。

シャンパーニュとして名乗れるのは、法律で決められた厳しい条件を守って作られたワインだけなのです。
「シャンパーニュ」の大きなルールは、以下の5つです。

・フランスのシャンパーニュ地方で作られたこと
・ブドウは、決められた3品種のみで作ること
 (シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)
・手摘み収穫を行うこと
・瓶内二次発酵を行うこと
・ガス圧が5気圧以上であること
・既定の熟成期間を経過させること

上記4つのルールを守らなければ、「シャンパーニュ」と名乗って市場で販売することはできないのです。

シャンパーニュはワインファンの憧れ

シャンパーニュは、世界中のワインファンの多くが愛するスパークリングワインの最高ブランド産地です。
フランスが、いかにこのブランドを大切にして品質を損なわさないように努力をしているかが、これらの厳しい法律から感じることができます。
そして、その歴史がこれからも永く続くであろうことも。



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