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突撃リポート

ミシェル・シャプティエ経営の別ブランド「フェラトン・ペール&フィス」に注目!今飲むべき最高峰のローヌワイン発見!

       
「フェラトン・ペール&フィス」

この名を聞いてピンときた方はなかなかのワイン通。

このブランド、実はあのローヌの雄「ミシェル・シャプティエ」が経営する別ブランドなのです。

先日、「フェラトン・ペール&フィス」と長年取り引きを続ける、信頼のインポーター 株式会社ヴィントナーズの招きによりアジアエリアマネージャーのウーゴ・マルゴーさんが来日。

特別に同ブランドについて、おすすめのワインについてインタビューを行なうことができました。
       
        

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▲ フェラトン・ペール&フィス
アジアエリアマネージャーのウーゴ・マルゴーさん

       
大注目のワイナリー「フェラトン・ペール&フィス」。

ぜひ、新しいローヌワインをお探しの方はチェックしてみてください。
       
        

フェラトン・ペール&フィスについて

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「フェラトン・ペール&フィス(以下、フェラトン)」は、ワイン業界でも愛されている注目の生産者。

ミシェル・シャプティエ氏個人が所有しているワイナリーで、利益を抑えながらもハイクオリティなワインを生産し続けている名門です。
         
        

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「『フェラトン』は、コート・デュ・ローヌを拠点とした、リヨンとアヴィニョンの真ん中に位置するワイナリー。ローヌ川の隣りにさまざまなアペラシオンを所有しており、自社畑は17haほど。サン・ジョゼフ、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュを中心にワイン造りを行なっています。ほか、長居信頼関係にあるパートナーがシャトーヌフ・デュ・パプなどにあります。」と、ウーゴ氏。

「フェラトン」は1964年創立。実は、今もなお家族経営を貫いているそうです。

栽培品種についてウーゴ氏に尋ねると、「北ローヌではシラー、コンドリューはヴィオニエ。南ローヌはシラーも手掛けますが、グルナッシュが多いですね。」とのこと。

後述しますが、「フェラトン」ではオーガニック栽培やビオディナミ栽培を実践。

その土地の味わいをピュアに表現するため、真面目なブドウ栽培・ワイン醸造を愚直に続けているようです。
       
       

シャプティエの哲学

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前述した通り、同ワイナリーはあの「ミシェル・シャプティエ」の別ブランド。

「ミシェル・シャプティエ」はローヌ最高峰のワイン会社ですが、規模が大きく利益を追求しなければいけない側面があることから、ミシェル・シャプティエの思想を100%反映しづらい状況にあるそうです。

しかし、「フェラトン」は、ミシェル個人が所有するワイナリー。

彼の哲学をしっかりと反映した栽培や醸造を行なえている貴重なワイナリーでもあるのです。

さて、ここで疑問がひとつ。

ミシェル・シャプティエの哲学とは一体なんなのでしょうか?
       
       

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「その昔、ミシェル・シャプティエとフェラトンは一緒に会社をしたい…というほど仲が良かったそうです。そういった経緯が最初にあったことから、結果的にフェラトンの畑のオーナーはミシェル・シャプティエに。彼は、オーガニックやビオディナミに強い興味を持っていたほか、シングルヴィンヤードで造られるワインが好きだった。それを、『フェラトン』が十二分に引き継いでいる、ということです。」とウーゴ氏。

オーガニックやビオディナミ、そしてシングルヴィンヤード。

「フェラトン」はまさにシャプティエ氏の想いが体現されているワイナリーと言えるでしょう。

とはいえ、近年はオーガニック系のワインが人気でさまざまな“それ系”のワインがあります。

「フェラトン」では“オーガニック”や“ビオディナミ”についてどう考えているのでしょうか。
        
       

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「オーガニック栽培、ビオディナミ栽培を行なう理由は、“土壌へのリスペクト”です。化学肥料などを使ってブドウ栽培をしていた土壌をオーガニックやビオディナミに転換していくには長い期間を要します。それぞれ厳しいルールがあるわけですが、土壌は私たちの生活の全てであり、リスペクトしなければいけないと考えています。」

オーガニック栽培はマーケティングのために…という生産者も少なからずいますが「フェラトン」はそういった理由では一切ない、とウーゴ氏は語ります。

「こういったやり方は決してマーケティングのためではありません。土壌をリスペクトすることは未来のことも考えている、ということです。その昔、ワインを多く生産するために化学肥料など使っていた時代がありましたが、このやり方では土壌にも未来へもダメージを与えます。私たちはこういったことはしたくはない。これが、『フェラトン』の哲学です。」

土壌へのリスペクト。

こういった思いがあるからこそ、「フェラトン」のワインは多くの人たちに支持されているのでしょう。
        
         

評論家からの高い評価

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「フェラトン」には、評論家からの評価が高いという特徴があります。

特に、ローバート・パーカーからは…

「世間はフェラトンのクオリティにまだ気付いてなく、値段の上昇は抑えられている。」

「全面的に品質が向上している。間違いなく覚えておくべき生産者」


などと絶賛。

近頃のヴィンテージでは95点以上を連発しているようです。

「フェラトン」側はこの評価をどのように考えているのでしょうか?

「『フェラトン』の醸造家は、元『シャトー・シュヴァル・ブラン』のワインメーカーです。彼は樽の風味が強過ぎないフルーティーで柔らかな、エレガントなワインを造りたいと思っています。」とウーゴ氏。
         
         

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「オーガニックやビオディナミのワインというのはタンニンが強めになりますが、『フェラトン』はとても柔らかい味わいです。サン・ジョセフやエルミタージュ、コルナスなどさまざまなアペラシオンがありますが、全てこういったエレガントな味わいで造られています。繊細な抽出で造る、こういったスタイルが評価に結び付いたのではないでしょうか。」

ローヌというと力強くパワフルな味わいが多く、さらにオーガニックやビオディナミというとそこに個性的な風味が加わっているというファンキーなワインというイメージがあります。

しかし、「フェラトン」のワインはそれらのイメージを良い意味で裏切る、繊細かつ芯のしっかりと太いエレガントな仕上がりとなっているのが特徴的。

ローヌワインではありますが、新しいローヌを思わせる品質が世界的評論家たちから注目される理由なのかもしれません。
        
        

ワインテイスティング

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今回、数ある「フェラトン」のワインの中から4種類をウーゴさんにご紹介いただきました。

☆VIOGNIER(画像:左端)

原産地呼称:I.G.P. COLLINES RHODANIENNES
品種:ヴィオニエ100%

「このワインは、I.G.P.コリーヌ・ローダニエンヌで100%ヴィオニエから造られています。フルーティーでフローラルのアロマ。白桃も思わせる風味があります。ミネラル感もありますね。とても飲みやすく美味しいのですが、リーズナブル。デイリーワインとして楽しめる一本です。」


☆CONDRIEU LES MANDOULS(画像:中央左)

原産地呼称:A.O.C. CROZES HERMITAGE ROUGE
品種:シラー100%

「コンドリューのヴィオニエ100%の白ワイン。ローヌ川の左側、コート・ロティの近くの畑で収穫されたヴィオニエを使用しています。先ほどの、〈VIOGNIER〉とは違い複雑で強いミネラル感が特徴。三つの有名な畑のブドウをブレンドしており、ブドウの樹齢は35年です。フルーティーでミネラリティ。トロピカルフルーツやパッションフルーツなどリッチな風味を感じます。とても余韻が長く、ストラクチャーもしっかりと感じさせる仕上がりです。」


☆CROZES ERMITAGE ROUGE CALENDES (画像:中央右)

原産地呼称:A.O.C. CROZES HERMITAGE ROUGE
品種:シラー100%

「クローズ・エルミタージュは、北ローヌの中で南側の産地。オーガニック栽培やビオディナミ栽培など、こちらも三つの畑のシラーがブレンドされています。一部ビオディナミ栽培のシラーを使用していることから、ラベルに月の満ち欠けのデザインが施されています。小さな赤系果実の香り。樽熟成させていますが樽を感じさせないフルーティーで複雑な、バランスの良い仕上がりです。このワインは、“女性的”という言葉が似合います。ほかのよくあるコート・デュ・ローヌのシラーより濃い味わいではなく、本当にエレガントな味わいですからね。」


☆ERMITAGE ROUGE LES DIONNIERES(画像:右端)

原産地呼称:A.O.C. HERMITAGE ROUGE
品種:シラー100%(樹齢約35年)

「エルミタージュのシングルヴィンヤード『レ・ディオニエール』から収穫された、トップキュヴェ。素晴らしい品質のワインを生み出す人気の畑です。100%ビオディナミで生産本数も極端に少ない貴重な一本です。先ほどのワインより力強く、黒系果実やフルーツ、トリュフのニュアンスがあります。17ヶ月の熟成、新樽30%ということで木のニュアンスも感じさせますね。ちなみに、『フェラトン』は熟成目的のワインではなく、今飲んでも良い仕上がりのワインを造ります。もちろんこのワインは20年間熟成できるポテンシャルも持ち合わせていますが、今でも美味しく飲めます。タンニンもまろやかで、丸みのある味わいが特徴です。」

どれも素晴らしいワインばかり。
       
        

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特に編集部池田が驚いていたのが、二本目の〈CONDRIEU LES MANDOULS〉

華やかな香りと充実した果実味、長い余韻にテイスティングでありながら酔いしれていました…。
         
           

幅広いマリアージュを楽しめる!

        
今回、「フェラトン」を詳しく紹介してくれたウーゴさん。

もう何度も来日経験があり、和食も大好きなのだそう。

「『フェラトン』のワインはヴィオニエやシラー&グルナッシュなど、さまざまなラインアップがあります。そのため、幅広い料理との相性が楽しめるのではないでしょうか。和食ともとても合わせやすいと思っています。」とウーゴさん。

焼肉が特にお好きだそうですが、寿司や天ぷらなどそういった定番和食も大好きだということです。
       
       

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また日本は和食だけでなく、さまざまなジャンルの料理が楽しめるというところも興味深い部分と語ります。

和食はもちろん、さまざまなカテゴリの料理を楽しめる日本。

多種多様な味わいが楽しめるローヌワインとのペアリングにチャレンジしてみましょう。
         
         

「フェラトン・ペール&フィス」の魅力を知ろう!

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ウーゴさんは「フェラトン」について、“一度飲んだらまた飲みたくなる。そんなワイン”と語ります。

「ミシェル・シャプティエ」が経営する別ブランドでありながら、価格も控えめでクオリティも高い。

ワイン好きの方は知っておいて損はない素晴らしいワイナリーです。

また、「コート・デュ・ローヌのことをまだ知らない方も多くいます。ローヌにはさまざまなアペラシオンがあり、ワインもパワフルなものからエレガント、フレッシュなものまで多種多様な種類が存在しています。飲み手が求めているワインがきっと見つかるはずです。」とウーゴさん。

ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュ、または新世界ワインを楽しまれている方も多いと思いますが、これを機会にコート・デュ・ローヌに目を向けてみてはいかがでしょうか。
           
           

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