【ローヌ×和食】ローヌワインと和食は相性抜群!?居酒屋割烹「三三五五」で「ニュー・ローヌ・ミレジメ」のワインと和食の相性を探る!|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

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【ローヌ×和食】ローヌワインと和食は相性抜群!?居酒屋割烹「三三五五」で「ニュー・ローヌ・ミレジメ」のワインと和食の相性を探る!

   
先日、新しいローヌワインを探している方に向けて、「ニュー・ローヌ・ミレジメ」のワインをご紹介しました。

その中で、“近頃ローヌワインは和食と合うと言われており、日本食とのマリアージュが注目されている”とお伝えしましたが、実際どうなのか…と思っている方もいるかもしれません。

“合う!”と、言い放っておきながらローヌワインと和食のペアリングをスルーするのは許されない話。

そう考えた我々は、「ニュー・ローヌ・ミレジメ」のワインを抱えて新宿三丁目にある人気居酒屋割烹「三三五五」へ突撃。

ローヌワインと和食のペアリングの「真実」を探ってみました。

ワイン好き必見!

ぜひ、最後までチェックしてみてください!
   
   

今回も気象予報士 弓木春奈さんと一緒に探求!

   
マリアージュ企画と言えば、カーヴでもおなじみ気象予報士 弓木春奈さん。

今回の「ローヌワイン×和食」企画にもお付き合いいただきました。
         

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▲ 気象予報士の弓木春奈さん。

          
大のシャンパーニュ好きという弓木さんですが、ワイン自体もお好きなようでローヌワインもたまに楽しまれるよう。

しかし…

「ローヌのワインは力強いイメージです。それが繊細な和食と合うのか…正直不安ですね。」と弓木さん。

たしかにローヌのワインは一般的に力強く味わいのボリュームがあるというイメージですので、ペアリングと聞いてパっと“和食”を思い浮かべる方は少ないかもしれません。

店舗内に入ったものの、我々も不安になってきてしまいました…。
   
   

今回使用したワインはコチラ!

   
とはいえ、我々が不安になっても仕方がありません。

アートクリエイティブビジネスサポートの永野大輔さん協力のもと、今回「ニュー・ローヌ・ミレジメ」のワインの中から和食とのペアリングを試してみたい4本をチョイスしました。
          
            

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☆ドメーヌ・ド・ラ・グラン・リブ/コート・デュ・ローヌ・ブラン(画像:左端)

品種:グルナッシュ50%、ヴィオニエ30%、ルーサンヌ20%

永野「アルコール度数 : 13.5%
小石が混ざった砂質沖積層と赤粘土の土壌。
ブドウの最適な成熟度で午前中に収穫し直接圧搾。
コンクリート製タンクで発酵温度は28℃未満に制御して行います。
やや淡いストローイエロー。わずかな発泡が見られ、溌溂とした酸が最初に感じられます。
レモン、グレープフルーツ、洋梨のフルーツにヴァニラ、ヨーグルトの香りが合わさります。ボリューム感も程よく、余韻にはかすかに苦味をともないさわやかな余韻を残します」


☆ドメーヌ・ド・ラ・グラン・リブ/コート・デュ・ローヌ・ロゼ(画像:中央左)

品種:グルナッシュ70%、カリニャン20%、ムールヴェードル10%

永野「アルコール度数 : 13.5%
小石が混ざった砂質沖積層と赤粘土と赤い砂岩の土壌。
完熟したブドウを手摘みで収穫。
発酵は温度を28℃未満に制御したコンクリート製タンクで行います。
淡いサーモンピンク、玉ねぎの薄皮色。白い花の香りがありグーズベリー、カウベリー、ザクロなどのフルーツの香り。柑橘系のさわやかな酸を中心に、赤い木の実の果実味。
カラーリングからも想像できるように、白よりの味わいを表現した少し冷やし目にして美味しいロゼワインです」


☆ドメーヌ・ド・ラ・グラン・リブ/コート・デュ・ローヌ・ルージュ(画像:中央右)

品種:グルナッシュ70%、シラー20%、ムールヴェードル10%

永野「アルコール度数 : 14.0%
小石が混ざった砂質沖積層と赤粘土と赤い砂岩の土壌。
完熟したブドウを手摘みで収穫。
発酵は温度を28℃未満に制御したコンクリート製タンクで行います。
マセラシオン(醸し)はグルナッシュとシラーでは25日間ムールヴェードルでは15日間行います。
明るいルビー色。はっきりとしたカラーリング。
カシス、ブラックベリー、イチゴのシロップ漬け、カスタードなど甘やかな中に黒系の果実香を感じさせます。柔らかいタンニンに程よく続く余韻は、ローヌ地方の特徴をよく表しており、素晴らしい出来栄えの赤ワインです」


☆クロ・デ・ミュール/コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィサン・サン・サルフィート(画像:右端)

グルナッシュ70%、シラー20%、ムールヴェードル10%

永野「アルコール度数 : 14.5%
粘土質と石灰岩質の深く有機的な土壌。
完熟したブドウを収穫後、除梗、破砕を丁寧に行い、4週間~5週間に及ぶ長い浸漬と醸しを品種毎に行います。
全ての醸造工程においてSO2(二酸化硫黄)の添加を行わないため、不要なポンプ使用は避け、注意深い濾過工程を行い瓶詰時には窒素不活性ガスを使用してテロワールの表現と品質の安定を図っています。
深く輝くマルーンルビー。クローブ、花椒、甘草、スターアニスなどの豊富で複雑なスパイス香。屈強なタンニンと綿密でしなやかな果実の旨味がこのワインのスケールの大きさを印象付けます。フルボディでありながらジューシーでチャーミングな味わいを持つのもこのワインの魅力の一つです」



有機栽培やSO2の添加をしていないものなど、まさに“ニューローヌ”なラインアップ。

さて、このワインにはどんな和食が合うのでしょうか。
   
   

アルノー・ポラン氏も参戦!

   
店内に入り、簡単にスタッフの方たちへのあいさつを済ませた我々。

奥のテーブルに進むとそこには何と…シャスネ ・ ダルスのブランドアンバサダーであり、この「ニュー・ローヌ・ミレジメ」のワインを日本に紹介したアルノー・ポランさんの姿が!!
          

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▲ 「今回のペアリングを楽しみにしたいた」というアルノーさん(左)と
ワインに合うお料理を提案していただいた「三三五五」の店長 伊藤諒さん(右)

         

          
「素晴らしいこの『ニュー・ローヌ・ミレジメ』のワイン。和食とペアリングすると聞きましたよ。私も楽しみにしています!」とアルノーさん。

日本に長く住んでいた経験もあり、今はパリを拠点に活躍している同氏。

ローヌのワインを知り尽くしたこの方まで巻き込んでしまうとは、いやはや大変なことになってきました!
    
   

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▲ 弓木さんにローヌワインの真髄を教え込むアルノーさん

       
         

コート・デュ・ローヌ・ブランをテイスティング

   
ご紹介の通り、弓木さんは気象予報士。

今回、和食とのペアリングの前にワインを『天気』に例えて表現してもらいました。
       

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弓木「このワインを例えるのであれば、“初夏”ですね。新緑の季節、バラなど初夏の花が咲き乱れている…という感じでしょうか。花はもちろん緑も美しく広がり、その中を吹き抜けるような風の香りがします。」

初夏を思わせる爽やかな印象の「コート・デュ・ローヌ・ブラン」。

素晴らしい表現です。
   
   

このワインには、〈炭香る桜鯛と湯葉の和風カルパッチョ〉が合う!

   
さて、ここからは本題の「ローヌ×和食」の検証へ。

今回、ローヌワインに合うお料理を提案していただいたのは、「三三五五」の店長 伊藤諒さんです。

☆コート・デュ・ローヌ・ブラン×〈炭香る桜鯛と湯葉の和風カルパッチョ〉
       

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「備長炭を熱々にした状態のものをオリーブオイルにつけ、和風のニュアンスを出しています。白ワインに白身のお造り…というのもおもしろくないので真鯛を和風カルパッチョにしているこちらのお料理を提案しました。こちらの白ワインはとても酸がしっかりとしているので合うのではないでしょうか。」

弓木「真鯛が甘く、脂が乗っているのでとてもこの白ワインと合いますね。全体の味わいを、豊富な酸が引き締めてくれる感じでお料理とぶつかりません。バッチリ合うと思います!」

魚の甘みがすっきりとした酸に合うとアルノーさんも絶賛。

最初の一皿は成功です!
   
   

コート・デュ・ローヌ・ロゼをテイスティング

   
続いてのワインは、ドメーヌ・ド・ラ・グラン・リブの「コート・デュ・ローヌ・ロゼ」。

引き続き、弓木さんに天気で例えていただきました。
        

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弓木「これは…初秋でしょうか。ふつうは涼しくなってくるはずの時期なのに太平洋高気圧が強く、夏の暑さが戻ってきた感じです。柔らかい風味なのですが、力強さを感じるロゼワインです。」

今度は、初秋。

「まるで、今日のような日ですね!」とアルノーさん。(取材当日、けっこう暑かったです)

爽やかなのに力強い…。

言い得て妙とはこのことでしょう。
   
   

このワインには、〈秋鮭の二身焼き そばの実あんかけ〉が合う!

   
二本目はロゼワイン。

伊藤さんには、秋鮭を使ったお料理をご用意いただきました。


☆コート・デュ・ローヌ・ロゼ×〈秋鮭の二身焼き そばの実あんかけ〉

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「二身焼きにもいろいろあるのですが、当店では秋鮭を二つにわけて開き、その中に秋鮭のすり身とむかご、銀杏を包んで焼いています。ただ、シンプルに焼いたものを出すだけではなく、食感も楽しめるそばの実とお出汁のあんかけも組み合わせて仕上げました。これは、もう“色”で選びました。また、ロゼのベリー系のブドウのやわらかさと、あんかけのやわらかさもマリアージュすると思い、提案させていただきました。」

弓木「うわっ!合う、合いますね、この組み合せ。色も一緒ですし、味わいのバランスも一緒。また、出汁との相性も抜群です。ロゼと出汁って合うんですね。」

このペアリングは完璧。

お客さまにこの提案でおすすめしてほしい、とアルノーさんも絶賛。

ロゼと鮭はよく見る組み合せですが、ちょっとした工夫をするだけで抜群のペアリングになることがわかりました。
   
   

コート・デュ・ローヌ・ルージュをテイスティング

   
続いてのワインは、ドメーヌ・ド・ラ・グラン・リブの「コート・デュ・ローヌ・ルージュ」。

ここからは赤ワイン。

まだまだ、弓木さんに天気で例えていただきます。

弓木「力強いですね。余韻にピリっとしたスパイシーさを感じます。天気ですか…。秋真っ盛り、海水温が高い時期でグアムの方で台風が発生して気圧が900ヘクトパスカルまで発達しているような…。そんな力強さを感じさせるワインです!」

これ、合ってます?という顔の弓木さん。

「試験じゃないから(笑)。」とアルノーさんがすかさずフォロー。

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一般的なテイスティングとは違い、こういった表現もおもしろいですね。

爽やかなのに力強い…。

言い得て妙とはこのことでしょう。
   
   

このワインには、〈アンガス牛の有馬山椒タレ焼き〉が合う!

   
三本目は赤ワイン。

ローヌらしい、力強さを感じる赤ワインです。


☆コート・デュ・ローヌ・ルージュ×〈アンガス牛の有馬山椒タレ焼き〉
        

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「通常のアンガス牛ではなく、和牛と掛け合わせた交雑牛を使用しています。そのため、普通のアンガス牛にはない和牛のやわらかさや上品な香りが特徴です。また、ローヌの赤ワインということで、塩こしょうではなく〈有馬山椒〉を使用しています。醤油で煮た有馬山椒を醤油やみりんと煮たタレと合わせ、牛肉を焼いている時にフランベするように使った後、さらに最後にそのタレをかけて仕上げています。見た目は洋風ですが、完全に和風のお料理ですね。」

弓木「山椒のスパイシーさと赤ワインのスパイシーな余韻が合うと想像はしていたのですが、醤油と合うのが意外でした。醤油の繊細さ、そしてローヌの繊細さ…。この二つがバッチリと合っています」

洋風なお料理ですが、こういったテイストの料理ヨーロッパにはない、というアルノーさん。

日本独自の牛肉料理とローヌワインの相性の良さ、そして弓木さんと同じく醤油との意外なマリアージュにも感銘を受けていました。
   
   

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィサン・サン・サルフィートをテイスティング

   
最後のワインは、クロ・デ・ミュールの「コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィサン・サン・サルフィート」。

SO2を一切使っていないナチュール的な一本です。

弓木「とても複雑な味わいです。天気か…難しいな。まず、霧がかっているような感じはありますが…」

と、弓木さんが悩んでいるとアルノーさんが参戦。

天気にワインを例えていた弓木さんを見て触発されたようです。
        

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「那須塩原にある温泉の霧の中。野生動物が出てきた!という感じですね。」とアルノーさん。

「おぉ…。わかる気がします(笑)」と、弓木さんもある意味絶賛していました。

濡れたレザーなど、野性的なニュアンスを感じる赤ワインである「コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィサン・サン・サルフィート」。

探求したくなる魅力溢れた一本であることは間違いありません。
   
   

このワインには、〈牛ほほ肉の赤みそ煮込み〉が合う!

   
野性味と繊細さを兼ね備えている「コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィサン・サン・サルフィート」。

伊藤さんは、なんと赤みそを使ったお料理を提案してくれました。


☆コート・デュ・ローヌ・ルージュ×〈牛ほほ肉の赤みそ煮込み〉

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「見た目はビーフシチューですが、赤みそを使った煮込み料理です。牛ほほを圧力鍋で一時間ほど煮込み、〈京桜みそ〉というブランドの赤みそを使って煮込みました。ワインを飲んだ時にガス感を感じたので、焼いたり炊き合わせというよりは煮込みが合うかなと。当店は赤みそを使っていますし、発酵食品同士相性が良いと考えて提案させていただきました。」

弓木「このワインは、力強いんですが、甘さがあります。それが、赤みそとちょうど合う感じですね!これも本当に素晴らしいペアリングになっています。」

“彼らは天才だ”と、アルノーさん。

素晴らしい料理を出しているが、どちらが強過ぎるわけではないバランス良くペアリングさせている。

三ツ星をあげたい!

と、今回の和食を用意してくれた「三三五五」を絶賛していました。
   
   

「ローヌ×和食」は本当だった!。

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「繊細でやわらかい和食と力強いローヌ。正直、厳しいと思っていたんですが全て合いましたね」と弓木さん。

アルノーさんも、「素晴らしかったですね。お店の方たちも、ぜひお客さまにおすすめしていただきたい」と語ってくれました。

また、伊藤さんからはこんなコメントも。

「難しいチャレンジでしたが勉強になりました。ただ、僕はローヌと和食が合わないと思ったことは一度もありません。試飲会でさまざまなローヌワインと出会うことがありますが、“これだったらお店のこういった料理と合わせられるな…”と、常に頭に思い浮かぶんです。」

一般的に言われているから、教科書に書いてあるから、著名な人が言っていたから…。

ワインを本当に楽しむのであれば、固定観念をはずして自由なペアリングにチャレンジしてみることも大切です。

今回の検証で、あらためてその重要性に気づかされました。
   
   

期間限定で楽しめる!?

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「ローヌ×和食」。

いかがだったでしょうか?

なんと「三三五五」にて、三品目にご提供いただいた〈アンガス牛の有馬山椒タレ焼き〉が11月いっぱい期間限定提供されるとのこと!

もちろん今回登場した、「ニュー・ローヌ・ミレジメ」も楽しむことができます。

我々も楽しんだ、「ローヌ×和食」の感動のマリアージュ。

ぜひ、お店にて皆さんも体験してみてはいかがでしょうか!?
      
      

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今回ご協力いただいた方々

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弓木春奈(ゆみき はるな)

気象予報士。2007年に気象予報士の資格を取得。大学在学中に、TBSニュースバードで気象キャスターを始める。その後、NHK「おはよう日本」の気象情報を担当。現在は、NHKラジオ「Nらじ」等に出演。地元埼玉県を中心に、講演も行う。

著書『気象災害から身を守る 大切なことわざ』(河出書房新社)も販売中


居酒屋割烹 三三五五

所在地: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目7−1 2F
時間: 営業時間外 ⋅ 営業開始: 17:00
電話: 050-3468-4186

公式HP : http://www.3-3-5-5.com/


ART CREATIVE Business Support
https://art-creative-biz.com/
   
   

CAVE THE SELECT
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