【クラフトビール×チョコレート】「D’RENTY CHOCOLATE×SPRING VALLEY BREWERY」イベントに潜入!暗闇の中で楽しむユニークなペアリングを体験してきた!
去る10月25日(金)。
以前、カーヴでも告知したチョコレートブランド「D'RENTY CHOCOLATE(ドレンティチョコレート)」とクラフトビール専門店「SPRING VALLEY BREWERY」とのコラボレーションイベント「五感を呼び起こすセンシビリティミュージアム」が都内某所で開催されました。
今回、我々も同イベントにこっそり潜入。
どんな内容だったのか、しっかりと取材してきました。
ぜひ、チェックしてみてください!
真っ暗で何も見えないぞ!
イベントは二部構成。
カーヴは20時スタートの二部に参加しました。(仕事の都合)
さて、そんな我々の到着は開始時間ギリギリになってしまったのですが、参加者はなぜか会場外で待たされている状態。
フード系のイベントではあまり見られない光景です。(通常、各々到着した人からテーブルに座っているパターンが多い)
開場時間になると扉が開き、参加者一同会場内へ。
我々の目の前に広がっていたのは…なんと、暗闇。
まさに、“真っ暗”な空間だったのです。
五感で感じるユニークな演出!
謎だ!謎過ぎるぞ!
と、パニクっていると暗闇の中から森澤さんが登場。
今日のイベントの趣旨、さらに“夜の大人の時間”を楽しんでほしいというアダルトな解説で会がスタートしました。
まず、参加者のテーブルに運ばれて来たのは固形の物体2種と謎の液体1種。
「あえて説明はしません」と、森澤さん。
さらに、このタイミングで森澤さんと同イベントを企画したSVBの中水さんも登場。
「まずは、液体を飲んでいただきたい。そして、ピックの刺さったものを口に入れ、再びビールを飲む。…あ、ビールって言っちゃった(笑)。」
中水さんのひと言で少し緊張気味だった雰囲気が和みましたが、もちろん未だ暗闇なので我々は手探り状態。
不思議な空間の中で参加者は言われた通りにペアリングを楽しみます。
「次に、もう一方のサクサクした食感のものとビールを合わせてみましょう」と中水さん。
気持ちいい食感とビールの発泡のニュアンスの組み合せが楽しいのですが、この時点ではどんなものをペアリングしているかわかりません。
参加者全員、全神経を集中して雑談もせず目の前のペアリングと対峙します。
そういえば今イベントのタイトルは、「五感を呼び起こすセンシビリティミュージアム」。
そう。
まさに、この暗闇は五感で“今”を感じながら楽しめるシチュエーションだったのです!!
(会場内のBGMには時折すず虫の鳴き声が入るなど、秋らしい演出も魅力的でした…)
ネタばらし&トークセッション!
ペアリング終了後。
「そろそろ森澤さんが見たいタイミングですよね?」という中水さんの合図で会場が明るくなりました。
ここからは、森澤さんと中水さんのトークセッションのコーナー。
初めて出会った時のエピソードや中水さんがワールドオーダーのファンだったことをあえて隠していたこと、今イベント開催に向けて何度も打ち合わせを重ねたことなど、ここでしか聞くことができないユニークなトークが繰り広げられます。
そしてトークはなぜ暗闇にしたのか…という話に。
「人間は視覚からものごとの7割ほどの情報を得ると言われている。つまり、先入観が入ってしまうということ。今回、そういった先入観を取り除くために暗闇というシチュエーションを選択しました。」と中水さん。
例えば、赤ワインや白ワインを飲む時、私たちは“きっとこういう味わいだろう”という先入観が入り(もちろん、飲み手の経験も)、そのワインが持つ隠れたポテンシャルに気がつかないことがあります。
少し、そのことに触れた内容のコラムがあるので詳しく知りたい方はコチラをどうぞ…
暗闇によってビールの色がわからないこと、どんなものが目の前に置かれているのかわからない…という状況だからこそ、発見できる新たなペアリングが楽しめるというわけです。
いや、見事ですね。この企画は。
参加者も大満足!
今回、用意されたクラフトビールとドレンティチョコレートの商品は、
★クラフトビール
〈496〉
★ドレンティチョコレート
今後発売を予定していると二種のブラウニー(正式名称はまだ決まっていないそうです!)
〈496〉は、SVBでも人気のアイテムでマンゴーの香りのホップが使用されています。
一方のブラウニーは、ブラウンシュガーとグラニュー糖を合わせて味わいにコクを持たせたもの、マロンソースを使ったものなど、ドレンティチョコレートらしいクオリティの高い逸品。
ワインにも合わせたくなる味わいでした。
ちなみに、SVBの公式ホームページでは、“スパイスを効かせたものや、脂身の多い肉などしっかりした味わいのもの”とのペアリングが良いと紹介されていますが、ブラウニーとの相性も抜群。
個人的にも、ビールがきれいにブラウニーの味わいと調和していましたし、余韻がより複雑で高級感が増した素晴らしいペアリングだったと感じました。
ペアリング体験をした参加者からは、
「ビールを飲むことでナッツの風味が口に広がる」
「ビールを飲むことでブラウニー味わいがはっきりわかる」
「ザラっとした食感がビールと合う」
「もっとビールが飲みたくなる」
などの意見が。
また、“こんな楽しいイベントだと想像してませんでした(笑)”という声も飛び出すなど、大満足できる一日となりました。
トークが面白い…
さて、余談ですが個人的に興味深かったのが〈496〉とチョコレートにまつわるエピソード。
「〈496〉は、古代ギリシアでは神聖な数字とされているそうです。実は、チョコレートに使用するカカオも、テオ・ブロマという“神の食べ物”と呼ばれています。今回、ブラウニーとクラフトビールを合わせるとなった時、中水さんが〈496〉を提案してくれた時、“これは来たな!”と思わずにはいられませんでした(笑)。」と森澤さん。
味わいの良さだけでなく、こういったエピソードも交えるとさらにペアリングが楽しくなります。
さらにイベントを盛り上げたのが、中水さんのお酒にまつわるさまざまな話。
「ビールとスイーツを合わせる時は、シュワシュワとサクサク。シュワシュワとふわふわを意識して合わせると良いですね。あと、色。ワインも同様に、色を意識するのも大切です。」
ソムリエ資格保有者でもあり、ウイスキーにも詳しい中水さん(お酒のプロフェッショナル)のペアリングにおける豆知識も興味深いものでした。
トーク終了後、交流会ということで森澤さんとツーショットで写真が撮れる時間が設けられていましたが、中水さんに直接話を聞いている参加者もいるなど(もちろんツーショット写真もお願いされていました)、食に関心の強い方が集まったイベントでもあったようです。
これからどんどん面白くなっていく!?
今回、ドレンティチョコレートとしてもチャレンジ企画として開催された同イベント。
会場では今後発売が予定されているブラウニーの先行販売も行なわれるなど、参加者も大満足できる素晴らしいイベントとなりました。
まだまだ〈チョコレート×クラフトビール〉というユニークなチャレンジは始まったばかり。
「これからも、SVBさんと一緒に面白いことをやっていきたい。」と森澤さん。
今後の動向も要チェックですね。
ただ、最後にひと言でいいでしょうか?
「森澤さん!ワインともたまには一緒にやりましょう!(笑)」
ご参考
D’RENTY CHOCOLATE
SPRING VALLEY BREWERY
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ナカゴミ コウイチ
ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。
ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。

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