「シャトー・ルデンヌ」のブランドCEOフィリップ氏来日!焼肉とボルドーワインのマリアージュを体験してきた!|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

突撃リポート

「シャトー・ルデンヌ」のブランドCEOフィリップ氏来日!焼肉とボルドーワインのマリアージュを体験してきた!

         
メドック最古のワイナリーのひとつ、「シャトー・ルデンヌ」

先日、同シャトーのブランドCEOフィリップ・ド・ポワフェレ(Philippe de Poyferre)氏が来日し、メディア向けランチセミナーが開催されました。

昨年同氏が訪れた時には、東京銀座の和食店でボルドーワインと和食のペアリングを楽しみましたが、今回はなんと「叙々苑 游玄亭 赤坂」

焼肉です。

ここでは、「シャトー・ルデンヌ」の最新情報。そして、カーヴ的にイチオシだったペアリングなどをご紹介していきます。
      
         

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▲ シャトー・ルデンヌのブランドCEO
フィリップ・ド・ポワフェレ(Philippe de Poyferre)氏

       

新パッケージお披露目!

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「シャトー・ルデンヌ」は、ボルドー地方のメドック地区にて、300年を超える長い歴史を持つシャトー。

メドック・クリュ・ブルジョワに指定される高品質な赤ワイン、さらにメドック地区ではじめて辛口白ワインの生産を始めるなどボルドーワイン繁栄の立役者の一人と言われています。※シャトー・ルデンヌについて詳しく知りたい方はこちら ≫


さて、今回フィリップ氏が来日した理由したひとつが新パッケージのお披露目。

「長い歴史を持つシャトーがパッケージングやコンセプトを大胆に変更することは、ワイン業界にとって大変珍しいこと。今回、カミュ社のデザインチームと一緒にデザインした。」と、フィリップ氏。
        
       

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▲ 右端の2007ヴィンテージが旧デザイン。左側3本が新デザイン

        
さて、見比べていただけるとわかると思いますが、以前の「シャトー・ルデンヌ」のエチケットとはデザインが大分違います。

優美な曲線を描くアールデコ調の飾り枠に繊細な線で描かれたシャトー。読みやすい大きさとフォントの文字にローズのロゴがモダンでエレガントな雰囲気を醸しています。
       
       

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「ボルドーワインのデザインは同じようなものが多い。そのため、棚に並べてしまうと以前飲んで美味しかったワインを選びにくくなる。新しいデザインの『シャトー・ルデンヌ』は一目瞭然。店頭でも存在感を示してくれるだろう。」

新パッケージングは多くの方に好評だそうで、若い方などにも人気だそう。

「若い人たちにワインを楽しんでもらうために、そういった方たちとのコミュニケーションも提案し続けていきたい。」とフィリップ氏。

保守的なイメージの強いボルドーですが、「シャトー・ルデンヌ」を見れば新しい動きが起こっていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
       
         

注目のHEV認証!

       
また、ランチセミナーでは「シャトー・ルデンヌ」の環境に優しいワイン造りへの取り組みについての解説もありました。

オーガニックワインについての基礎知識、そして約60haという広大な畑を所有する同シャトーにおけるオーガニック製法への長い道のりなどがフィリップ氏から話されました。

そんな中、カーヴが特に注目したのは、「シャトー・ルデンヌ」が、HVE認証を2017年に取得していたという部分です。

HVEとは、「high environmental value」の略称で、「環境価値重視認定」と呼ばれている認証です。

フランス農業・食糧省による環境保全に努める農業のための最高峰の認証として知られています。
         
         

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これは、ブドウ栽培やワイン造りのやり方云々ということではなく、生物多様性や環境負荷が最小限に抑えられた農法を行なっている生産者が対象となる認証制度。

つまりその産地全体、フランス全体の自然環境を守っていこうという働きですので、ワインの味わいに影響を与えるということではありません。

しかし温暖化や自然環境の変化などが叫ばれている今、こういった取り組みに積極的に参加していることはとても重要なこと。

何千年も先のことを考えている、というフィリップ氏。

「シャトー・ルデンヌ」のこういった環境への姿勢には、個人的に心打たれるものがありました。
        
          

料理とワインが豪華!

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今回は、ランチセミナーということで焼肉を中心としたお料理と「シャトー・ルデンヌ」のワインが用意されました。

今回提供されたお料理。

キムチ盛合せ
ニンニク漬
叙々苑サラダ

ホタテ・車エビ<塩だれ焼>

チャプチェ
テール蒸し
特選ロース焼〈たれ焼>
赤身厚切焼〈たれ焼〉
あわび粥
アイスクリーム

どのお料理も繊細かつ味わい深いもので美味しくいただきましたが、特選ロース 焼〈たれ焼〉と赤身厚切焼〈たれ焼〉はさすがの味わい。

フィリップさんも、“ロースのテクスチャーが素晴らしい!”と絶賛していました。
       
        

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今回用意されたワイン

シャトー・ルデンヌ ブラン 2017

シャトー・ルデンヌ ルージュ 2015

シャトー・ルデンヌ ルージュ 2014

シャトー・ルデンヌ ルージュ 2007

ワインは、白1種に赤3種。それぞれに個性がある、素晴らしいワインでした。
         
        

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「白ワインはメドックの自社畑で栽培された白ブドウを使用。樽発酵させたものとタンク発酵させ滓と長い期間接触させたものをブレンドして、ユニークな味わいに仕上げた。また、白ブドウの自社畑はジロンド川の入り江にあり、そこは海水の比率が高い。そのため、フィニッシュに塩味やヨードを感じる。ここは、ほかのシャトーには真似できないポイントだ。」とフィリップ氏。
         
         

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赤ワインについては、「カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%を目指してつくられたクラシカルなスタイル。双方に近しいイメージだが、2015年の方が日照時間などが長く柔らかく感じる。2014年はワイン単体だとまだ酸がしっかりとしてアーシーな印象だが、今回のロースと合わせた時のバランスが最高に良い。」と語ってくれました。
          
         

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また、今回特別に提供されたのが2007年の赤ワイン。

「JALのビジネスクラスに採用されていたワイン。今回これを持って来たのは、個人的に非常に面白いワインだと思っているから。落ち着いたアーシーなニュアンス、熟成香が前に出ている最高に飲み頃だと思う。正直言って2007年は厳しいヴィンテージだったが、こういった年だからこそワイナリーの実力があらわれる。〈シャトー・ルデンヌ ルージュ 2007〉は、私たちの自社畑が持っている力を証明してくれている、そんな1本だと思う。」とフィリップ氏。

全体的にとてもエレガントな味わいで、良い意味でボルドーらしさを感じさせない味わいが印象的でした。
        
         

フードフレンドリーな万能ワイン!

        
素晴らしいワイン、素晴らしいお料理。間違いなく楽しめるだろうと思ってはみたものの、ベースは焼肉を中心としたお料理。

焼肉は合うと思うのですが、正直そのほかのお料理とワインとどうかな…と考えていました。

しかし、ワインとお料理の数々を実際に合わせてみると、疑っていた自分が恥ずかしくなるほど最高のペアリングを示してくれました。

ロースは脂味をきれいに赤ワインが流してくれますし、赤身厚切焼のジューシーな肉の味わいと赤ワインの相性はぴったり。

テール蒸しやチャプチェも、喧嘩せずに赤ワインとすんなりと合わすことができます。
       
         

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しかし、特筆大書すべきは白ワインとニンニク漬けの相性。

白ワインの柑橘の風味やさっぱりした後味がニンニク漬けの旨味を膨らませる完璧なマリアージュでした。

ちなみに、編集部池田がフィリップさんにこのペアリングを提案。初めて出会う食べ物ながら、“とても素晴らしい!”と絶賛してくれました。

ちなみに食事中、フィリップさんにマリアージュについてチャレンジをしているか聞くと面白い答えが返ってきました。
       
        

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「ワインメーカーとして働いていた10年間。ワインの欠点を見つけることに集中する日々で、正直ワインを純粋に楽しめなくなっていた。今、こういった新しいペアリングにチャレンジするなど、純粋にワインを楽しめるようになってきた。僕は、その時々でマリアージュしたものをメモしない。この瞬間だからこそ得られる、体験としての楽しさを大切にしているんだ。」

“一生懸命メモをしている皆さんの前で言うのもあれだけど…”と、笑いながら答えてくれたフィリップ氏。

ワインを飲む時はその場を思い切り楽しむ、という基本的なことを思い出させてくれました。

ちなみに、キムチも白ワインと良い相性でしたので、ぜひ機会があればチャレンジしてみてください。(キムチは辛過ぎない繊細なものがおすすめです)
        
        

日常を豊かにしてくれる素敵なワイン!

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ワイン解説の中で、フィリップ氏はこんなことを語っていました。

「一時期のワインはアルコール度数が高く力強いワインばかりだった。それはワイン単体だけで判断される品評会やワインライターの得点づけの影響だったと思う。しかし、私はワイン単体だけでそのワインを評価してほしくない。あくまで食事と楽しめるワイン。〈シャトー・ルデンヌ〉は、こういったワイン造りにこだわり続ける。」

「シャトー・ルデンヌ」を食事と楽しんだ今、フィリップ氏が言っていたことの言葉の意味がよく理解できます。

長い歴史、環境に配慮したブドウ栽培、高品質なワイン造り。こういったストーリーも大切ですが、大切なのは飲み手側が純粋にワインを楽しむこと。

ぜひ、「シャトー・ルデンヌ」を手に取ってみてください。

きっと毎日の生活が楽しく豊かに彩られるはずです。
       
       

ご参考

       
アサヒビール


シャトー・ルデンヌ


      
        

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