食べるだけじゃもったない!マスカット・オブ・アレキサンドリアのワインで癒されよう!|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

ワインの楽しみ方

食べるだけじゃもったない!マスカット・オブ・アレキサンドリアのワインで癒されよう!

          
ワイン初心者でも楽しめる人気の品種、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。
マスカット特有の華やかなアロマとほど良い酸、すっきりとした後味が特徴のワインを生み出す人気の白ブドウ品種です。

日本国内で、“マスカット・オブ・アレキサンドリア”というと生食用のイメージですが、実は日本ワインにとって欠かすことのできない重要な品種のひとつ。

つまり、日本ワインファンであれば、絶対スルーしてはいけない白ブドウなのです。

ということで、ここではマスカット・オブ・アレキサンドリアについて簡単にまとめています。ぜひ、今後の参考にしてみてください。
         
           

マスカット・オブ・アレキサンドリアって何?

18794        
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、その名の通り「マスカット」というブドウのひとつ。
※マスカットは、“ムスク(じゃこう)の香り”が語源となり生まれたブドウの名前だそうです。

ヨーロッパブドウの中でも、オリエンタリス群のアンタシアティーカ亜系に属しており、紀元前からエジプトを中心に栽培されていたと言われています。(エジプトの王妃クレオパトラが愛していたとも…)

まず、“マスカット・オブ・アレキサンドリア”というと気になるのが、その高貴なネーミング。

一説によると、エジプトのアレキサンドリア港から世界に広まったことから、「アレキサンドリアのマスカット……マスカット・オブ・アレキサンドリア!」となったと言われているようです。

マスカット・オブ・アレキサンドリアは、数多くの亜種があることでも知られており、フランスではミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン、イタリア語はモスカート・ビアンコなどが特に有名。

品種改良において甘みの基になることから、マスカット・オブ・アレキサンドリアから数多くの品種が生み出されています。(生食用で超絶人気を誇る、“シャインマスカット”もマスカット・オブ・アレキサンドリアが関係しています!)
        
           

岡山県が主要産地!

18793           
生食用でなく、日本ワインとしてマスカット・オブ・アレキサンドリアを飲まれた方も多いはず。

特に、グランポレールの『岡山マスカット・オブ・アレキサンドリア〈薫るブラン〉』や、ふなおワイナリーさんのワインなどが有名ですよね。

そんなマスカット・オブ・アレキサンドリアですが、日本における主要産地は岡山県。なんと、全国生産量の約9割を占めるほど同品種の栽培が盛んです。

1880年に兵庫県印南新村に開設された播州葡萄園に植えられた苗木と栽培技術を、1886年に岡山県津高群の山内善男さんと大森熊太郎さんが持ち帰り、全国に先駆け同品種の温室栽培を採用。生育に成功したことをきっかけに、その後産地化しました。(基本的にハウス栽培。品種改良・技術開発など、数多くの苦労があり今に至る…)
          
         

生食用がメインだが…

18797          
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、生食用としての需要が高いため、日本ではワインとして売られている数は少ないのが現実です。(生食用の方が高く売れそうですし…同じ手間をかけるのであれば…)

そんな中、高品質なマスカット・オブ・アレキサンドリアのワインを生産しているのが前述の「ふなおワイナリー」。生食用の収穫期を越えて遅摘みするなど、ワインとして飲んでも生食用にひけをとらないマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産に力を入れています。

ふなおワイナリーに限らず、同品種をワインにする場合は、“香り”が良く出るように仕上げられ、醸造も香りをより良く出すために行なわれているようです。

“生食用として売れないようなマスカット・オブ・アレキサンドリアがワインになるわけだから、水っぽいし香りもない”と酷評する方も少なくないのですが、品質にこだわって造られたマスカット・オブ・アレキサンドリアのワインは香りも素晴らしく、バランスの良い素晴らしい味わいです。

ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか。
          
          

マスカット・オブ・アレキサンドリアとは言えば、香り!?

18798          
マスカット・オブ・アレキサンドリアの白ワイン(辛口)の特徴は、華やかな香りと口当たりの柔らかさ、強過ぎない酸にすっきりとした飲み口です。

甘口に仕立てられることも多いですが、辛口タイプのマスカット・オブ・アレキサンドリアは和食にも合わせやすく、使い勝手が良いので個人的におすすめです。

さて、このブドウ品種がワインになった時に注目すべきはなんと言っても、“香り”。前述したように、この香りに力を入れてワインを造る生産者が多いのがこの品種最大の特徴と言えます。

テルペン香

          
マスカット・オブ・アレキサンドリアを含めたマスカット系品種は、“テルペン香”と呼ばれている香りを持っています。

例えば、ゲラニオールやネロール、リナロール、α-テルピネオール、シトロネールなどが、あのマスカット香に貢献していると考えられています。

テルペン類はブドウに遊離のかたちで含まれているのですが、それ以上に遊離していないかたちでも含まれており、醸造の過程で酵母の酵素によって加水分解して遊離します。

つまり、もとのブドウにたっぷりと香りの成分が含まれていれば含まれているほどに、ワインになった時にあの特徴的な香りを楽しめるということなのです。(酵母選びなども重要です!)

もちろん、リースリングやケルナー、モスカット・ビアンコなどにも含まれています。

マスカット・オブ・アレキサンドリアは別物…というイメージですが、飲み比べてみると共通の香りをどこか感じるかもしれませんね。
          
            

癒し効果がある!

18799          
マスカット・オブ・アレキサンドリアの特徴は、香りとお伝えしました。実はこの香り、我々を癒してくれるというユニークな研究があります。

まずビールですが、山口大学とサントリー社の研究グループによると、エステルやホップ由来のリナロール(テルペン)などがストレス緩和作用に関与している可能性があることがわかりました。

さらに、人の脳波を用いた別の研究でリナロールやゲラニオールにリラックス効果が認められることが見出されます。

そして、こういった手法を「エタノールとシャルドネ、マスカット・オブ・アレキサンドリア」を比較して試したところ、マスカット・オブ・アレキサンドリアから醸造されたワインが際立ったリラックス効果を示すことがわかったのです。

一日の終わりに、マスカット・オブ・アレキサンドリアのワインを一杯飲む。これだけでも、だいぶ心が安らぐかもしれませんね。
          
            

楽しみ方いろいろ!マスカット・オブ・アレキサンドリアを楽しもう!

           
マスカット・オブ・アレキサンドリアから造られるワインは、辛口・甘口問わず、アロマティックな香りが楽しめる魅力的なブドウ品種です。

食前酒や食後酒としてはもちろん、チーズや生ハムなどに合わせて気軽な気分で楽しまれると良いでしょう。

香りが強いので食事に合わないのでは…と思われますが、辛口はとてもフレッシュですっきりとしているため、サラダや魚料理、柑橘の香りのするもの、甘酢を使った料理などにも合わせやすいのが特徴です。

ワイン初心者の方でも飲みやすいワインですので、ぜひ皆さんでマスカット・オブ・アレキサンドリアのワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
          
            

caveおすすめのワイン
  • 「ワインを買う」という行為を少しでも、より楽しくできればと願い・・
    caveスタッフが厳選した、毎月オススメのワインをお送りいたします。

    これまで、「赤ワイン」「白ワイン」以上のことはあまり分からなかった方々。
    なんとなく「買っては飲んで」を繰り返し、結局自分が好きなワインは何なのか、いまいちわからなかった方々。

    そんな様々な「わからない」を解決するための特典を多数ご用意しております!
    「ワインを買う」という行為を少しでも、より楽しくできればと願い・・
    caveスタッフが厳選した、毎月オススメのワインをお送りいたします。

    これまで、「赤ワイン」「白ワイン」以上のことはあまり分からなかった方々。
    なんとなく「買っては飲んで」を繰り返し、結局自分が好きなワインは何なのか、いまいちわからなかった方々。

    そんな様々な「わからない」を解決するための特典を多数ご用意しております!
CAVE THE SELECT
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。

The following two tabs change content below.

関連記事