【デビルマリアージュ】「おんな酒場放浪記」で活躍中の気象予報士 弓木春奈さんがチャレンジ!“デビル”をキーワードに面白いマリアージュを見つけよう!|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

ワインの楽しみ方

【デビルマリアージュ】「おんな酒場放浪記」で活躍中の気象予報士 弓木春奈さんがチャレンジ!“デビル”をキーワードに面白いマリアージュを見つけよう!

              
ワインと料理のマリアージュ方法といえば、“ボディと味付けを合わせる”、“産地を合わせる”、“色を合わせる”などが一般的。
そのほか、香りや歴史、格などを合わせるなど、ワインと料理のペアリングにはさまざまなテクニックがあるようです。

そんな中、常日頃から我々が妄想しているのが、“ネーミングやキーワード”を合わせてもイケるのではないか、というテクニック。
ワインのネーミングやキャッチコピーと料理の名前が近ければ、案外良い相性になるはずだという、完全なダジャレアプローチです。

先日、我々はその妄想を真実にするため、"悪魔の蔵"の伝説…でお馴染みの「カッシェロ・デル・ディアブロ」の“デビル”をキーワードに、“デビル料理”とのマリアージュ検証を行いました。

一体どのような結果になったのか、ぜひ最後までお読みください!
            
              

デビルマリアージュ検証に協力していただいた方

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photo by 寺田智伸

             
今回、謎の“デビルマリアージュ”検証にご協力いただいたのはお二人。

まずは、気象予報士として活躍する一方で、BS-TBS「おんな酒場放浪記」で美味しそうにお酒を飲む姿が印象的な弓木春奈さん

お酒全般がお好きだということですが、自宅にワインを常にストックするなど無類のワイン好きとしても知られています。

そして、カーヴでもお馴染みの西荻窪にある料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰し、テレビや雑誌、WEBでも活躍中の料理研究家の尾田衣子さん

“デビル料理とデビルなワインを合わせるダジャレネタですが大丈夫ですか?”と依頼したところ、“まぁ、いけるでしょ!”という頼もしい回答を得られたので、深いこと考えずにお願いしてみました。

しかし、本当にキーワードだけでマリアージュがうまくいくのか…。もう、尾田さんに賭けるしかありません。
              
              

ワイン大好き弓木春奈さん

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photo by 寺田智伸

              
読者の方の中には、“弓木春奈さんってどんな人なのかな?”という方もいるかもしれません。

弓木春奈さんについて、そしてお好きなワインについてご本人にお聞きしてみました。

Q.弓木さんのお仕事は?

「大学生の頃に気象予報士の資格を取得してから、気象予報士として活動しています。現在は、NHKラジオ『Nらじ』などの天気予報を担当していますが、今年の一月からはBS-TBS『おんな酒場放浪記』にも出演しています。」


Q.ワインがとてもお好きだとお聞きしています。

「ワイン、大好きです。週に1、2回ほどワインを飲むんですが、友人や家族など大勢で飲むことが多いですね。」


Q.どんなワインがお好きなのでしょうか?

「一番好きなのは、シャンパーニュです。とはいえ、リーズナブルだけど美味しいものが多いカバやスプマンテなども大好きですし、“泡系”は基本的に全部好きですよ。赤ワインなら、イチゴのジャムのような味わいのするピノ・ノワール、白ワインは生牡蠣が大好きなので、それに合うようなすっきりとしたソーヴィニヨン・ブランなどが好きです。」


Q.ワインを好きになったきっかけをお聞きしてもいいでしょうか?

「二十歳の誕生日の時、両親から生まれ年のシャンパーニュをもらったんです。20年もの…ということなので熟成していたと思います。それを飲んだ時に、“世の中にこんなに美味しい飲み物があるのか!”と衝撃を受け、それ以来ワインにハマり続けている感じです。」


Q.素敵なお話ですね。ちなみに、料理とのマリアージュなどは意識しますか?
              

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photo by 寺田智伸

            
「そこまで意識はしていませんね。“肉には赤ワイン!”といった感じではなく、飲みたいもの飲む…といった感じだと思います。ただ、以前にステーキと柑橘系の白ワインをたまたま合わる機会があったんですが、驚くほどにぴったり合ったんです。こういった偶然のマリアージュが発見できると嬉しくなります。」


Q.ワイン単体で楽しまれることもありますか?

「はい、ありますよ。甘めの白ワインなど、デザートワインも好きなのでワイン単体でも楽しみます。」


Q.本当にワインがお好きですね。ワインとほかのお酒に、“違い”があるとしたらどんなところでしょうか。

「数あるお酒の中でも、ワインは特に大勢で飲むのが楽しいお酒なような気がします。また、それぞれに個性がここまであるお酒はほかにはあまりないのではないでしょうか。用意したワインの味わいの感想を言い合うことでその場が盛り上がったりしますし、皆で飲むのがとても楽しいお酒だと感じています。」


Q.今回、“デビルマリアージュ”ということなのですが…想像できますか?

「いや、全く想像できないです笑 どんなお料理がいただけるのかとても楽しみです。」


Q.今回はワインですが、今後どんなことにチャレンジしてみたいですか?
            

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photo by 寺田智伸

            
「私は気象予報士なので、災害で命を落とす方が少なくなるように、役立つ情報を伝えることが使命だと思っています。ただ、お酒のお仕事もさせていただいますし、いつか“お酒×天気”で何かできないか…と考えています。」



ワインの命は、原料となるブドウ。

そして、ブドウの善し悪しは天気に大きく左右されます。もしかしたら、今後ワイン業界でも弓木さんが大活躍する日がやってくるかもしれません…。
            
               

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photo by 寺田智伸

ワインテイスティング

              
さて、弓木さんの人となりが少し分かったところでワインの話題に戻りましょう。

今回用意したのは、ワイン好きなら知らぬ者はいないであろう、「カッシェロ・デル・ディアブロ」です。

赤ワインのイメージが強い同ブランドですが、“夏近し!”ということで、スタンダードシリーズの白ワインとロゼワインをチョイスしました。

“ディアブロって、赤ワイン以外にもあるんだ。へええ…”という読者さんもいるかもしれません。

ということで、まずは弓木さんにテイスティングしてもらいました。


☆ソーヴィニヨン・ブラン

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photo by 寺田智伸

              
「とても爽やかな香りですね。口にふくむとフルーティーな甘さやハーブのニュアンスも感じます。後味にほど良い酸味も感じられて、すっきりと飲みやすい味わいだと思います。どんなお料理にも合わせやすそうですね。」



☆シャルドネ

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photo by 寺田智伸

              
「ソーヴィニヨン・ブランに比べると色が濃い黄色ですね。樽を思わせる香りがあります。口にふくむと柑橘っぽさもあるんですが、酸が穏やかでまろやかな味わいです。カキと合わせたくなりました…。美味しいです!」



☆ロゼ

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photo by 寺田智伸

            
「淡いピンク色でかわいいですね。イチゴやベリーの風味、ほどよい甘さを感じます。なめらかで、少しとろっとした印象もあります。もっと甘いというイメージだったんですがすっきりしていて、どんな料理にも合わせやすそうです!」




どうでしょうか?チリ、ディアブロ、デビル…というキーワードだとパンチがあるようなイメージかもしれませんが、「カッシェロ・デル・ディアブロ」は繊細でエレガントな味わいなのです。

ぜひ、単体でも楽しんでみてください!
             
               

デビルマリアージュ検証!

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photo by 寺田智伸

              
さて、ここからは今企画の本題である「デビルマリアージュ」の検証開始です。

今回も、それぞれのワインの味わいに合わせた素晴らしいデビル料理を尾田さんが3品提案してくれました。

ネーミングは強烈ですが、自宅でも手軽に真似できる料理ばかりですのです。ぜひ料理もチェックしてみてください!


①酸味たっぷりデビルエッグ×カッシェロ・デル・ディアブロ ソーヴィニヨン・ブラン

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photo by 寺田智伸

              
レシピ

【材料】2人分
ゆで卵……2個
ゆでえび(縦2等分)……2尾
マヨネーズ……小さじ1
白すりごま……小さじ1
黒こしょう…‥適量
ピクルス……1本
オリーブオイル……適量

【作り方】
1、 ゆで卵を2等分にカットし、黄身を取り出す。
2、 黄身、ピクルス、マヨネーズ、白すりごま、黒こしょうを混ぜ合わせる。
3、 ②を1の白身に入れ、えびをのせ、黒こしょう、オリーブオイルをふる。



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photo by 寺田智伸

17939②ハーブ爽やかデビルサンド×カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ
             

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photo by 寺田智伸

            
レシピ

【材料】2人分
食パン……2枚
ゆで卵(縦2等分)……3個
紫キャベツ(千切り)……1枚
すし酢……小さじ2
クレソン(粗切り)……1/2束
ミント……1/3パック
粒マスタード……小さじ1
マヨネーズ……大さじ1/2

【作り方】
1、 キャベツは寿司酢で漬け込む。クレソン、ミントを混ぜる。
2、 粒マスタードとマヨネーズを混ぜる。
3、 食パンに②を塗り、キャベツ、卵、クレソン、ミントをたっぷりのせもう一枚の食パンで挟む。
4、 ③をペーパーでしっかり包み、2等分にカットする。


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photo by 寺田智伸

           

17942③手羽元のバタートマトカレー(デビルカレー)×カッシェロ・デル・ディアブロ ロゼ
           

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photo by 寺田智伸

            
レシピ

【材料】4人分
手羽元……8本
玉ねぎ(みじん切り)……1個
ニンニク(みじん切り)……1かけ
ホールトマト……200g
ヨーグルト……200g
カレー粉……大さじ1
ガラムマサラ……小さじ1
クミンシード……小さじ1
バター……50g
塩・こしょう……適量
砂糖……大さじ2
米……2合
コンソメ顆粒……小さじ1
ターメリック……小さじ1

【作り方】
1、 手羽元は塩、こしょう、ヨーグルトを混ぜ1時間漬け込む。
2、 玉ねぎ、ニンニクをバターで炒め、カレー粉、ガラムマサラ、クミンシードを加え更に炒める。
3、 ②にホールトマト缶、①、水(100ml)を加え更に弱火で煮込む。砂糖を加え塩、こしょうで味をととのえる。
4、 米は洗い、分量分の水、コンソメ顆粒、ターメリックを加え炊飯器で炊く。
5、 器に③、④を盛り付ける。


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photo by 寺田智伸

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検証を終えて…

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photo by 寺田智伸

            
最初、デビルマリアージュに不安な表情を浮かべていた弓木さんでしたが、その相性の良さに驚き、そして感動してくれたようです。

最後に、今回の感想をお聞きしてみました。

弓木「正直、今までマリアージュを意識したことがなかったのでとても楽しかったです。ミントとハーブの要素があるワインなど、同じ要素があるもの同士が合うんですね。とはいえ、そうでないものも合いますよね…。今回、マリアージュの奥深さを感じました。ちなみに、ロゼワインも甘いワインとばかり思っていたのですが、こんなにすっきりしたロゼワインもあることを知ることができました。これから、こういったロゼワインにもチャレンジしていきたいと思います。」
             
              

ちょっとした工夫でワインと抜群の相性に!

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▲ 今回もまた、カーヴからの無理難題(ムチャブリ?)に対し
想像以上の料理を考案してくださった尾田さん

photo by 寺田智伸

              
尾田さんに今回の料理のポイントを聞きました。

尾田「今回は卵を多く使いましたが、“卵とワイン”というのはそこまでマリアージュをイメージできるものではありません。そのため、ハーブとか苦み、酸味など、ワインが持っている特徴をひとつ料理に入れつつ、全体像を考えていきました。また、ワインはスパイスと相性が良い。カレーやデビルエッグなど、ややスパイスを多めに使っています。こういった部分をポイントにして、ワインと料理のマリアージュを考えても良いのではないでしょうか。」

ワインにふくまれている要素をキーワードに繋げる…。デビルマリアージュが成功したのは、こういった部分が意識されていたからこそでしょう。

“となると、デビルでなくても…”というのは、ナシでお願いします!
               
              

マリアージュはとにかく、楽しんだもの勝ち!

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▲ カーヴ編集部からの“悪魔のささやき”にも屈せず、
“天使の回答”をしてくださった弓木さん。

photo by 寺田智伸

               
今検証で特にロゼとカレーというマリアージュに驚かれていた弓木さん。しかし、編集部池田の、“まぁ、ぶっちゃけカレーにはビールですよね?”という提案があり、ビールとも合わせてもらいました。

しかし…

「合いますよ。合いますけど…ロゼの方が甘さもあるのか、ペアリングのバランスが良いと思います。私は、ロゼワインとの方がずっと好きです!」という嬉しい回答が。

尾田さんも、「良かった!!」と安堵の表情を浮かべていました…。

今回、デビル繋がり…という少々謎なマリアージュ検証ではありましたが、楽しく、そして美味しい有意義な時間を過ごすことができました。

肩肘張らず、いろいろなテーマで料理とのペアリングが楽しめるのがワインの面白いところ。

ぜひ皆さんも、“デビル”に限らず、ワインと料理をネーミングで繋いだマリアージュを試してみてはいかがでしょうか?
             
              

弓木さん情報

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photo by 寺田智伸

              
今回、ワインテイスティング担当として参加いただいた弓木さん。気象キャスターとしてNHKラジオ『Nらじ』等を担当するほか、著書『気象災害から身を守る 大切なことわざ』(河出書房新社)も販売中です。

弓木「『気象災害から身を守る 大切なことわざ』は、災害から身を守るためのことわざの本です。科学的に予報が可能となった今の時代でも、私は自分の五感を使って天気を予知することは大切だと考えています。例えば、土砂災害の前だとちょっと土臭いにおいがしたりします。自分の身を守る時に必要な知恵、そんなことわざが詰まっている一冊ですので、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。」

ちなみに今後のBS-TBS「おんな酒場放浪記」でも、さまざまな居酒屋に足を運ぶ予定だそうですので、ぜひそちらの番組もチェックしてみてください!

プロフィール

           
弓木春奈(ゆみき はるな)

17916気象予報士。2007年に気象予報士の資格を取得。大学在学中に、TBSニュースバードで気象キャスターを始める。その後、NHK「おはよう日本」の気象情報を担当。現在は、NHKラジオ「Nらじ」等に出演。地元埼玉県を中心に、講演も行う。



尾田 衣子(おだ きぬこ)

16957料理研究家
オリーブオイルソムリエ(日本オリーブオイル協会認定)
健康管理士一般指導員
食育インストラクターPrimary

           
ル・コルドンブルー東京校に入学。料理ディプロムを取得。
その後、イタリア・フィレツェに渡り、家庭料理を学ぶ。
現在、フランス・イタリア家庭料理ベースの簡単にできるおもてなし料理、食育を取り入れたヘルスケア料理を中心に杉並区(西荻窪)にて料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰。また、外部講師を始めTV出演、雑誌・企業へのレシピ提供なども行う。

著書に『柑橘料理の本』(オーバーラップ)、『薬味食堂』(朝日新聞出版)、『あまったパンで魔法のレシピ』(世界文化社)等。


≪過去に掲載した尾田さん関連のコラムはこちら≫
・【野菜×ワイン】「WORLD ORDER」の内山隼人さん登場!料理研究家 尾田衣子さん提案の野菜レシピでワインを飲む!

・シャントレーヴのあのワインがスナックに合う!?尾田衣子×まるか食品のスナックが絶品過ぎる!    

・『ニッカ シードル・ドライ』に合う!料理研究家の尾田 衣子さんが作るシードルに合う料理を紹介!
・自宅で手軽にワインを楽しむコツ!料理研究家の尾田衣子さんにインタビュー!

・懐かしいのに新しい!?メルシャンが提案する「ボジョめし&泡めし」試食会の内容をレポートします!    

         

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ナカゴミ コウイチ

ナカゴミ コウイチ

山梨県出身、甲州ワイン育ちのフリーライターです。
ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。
ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。

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