コート・ド・ニュイ地区のワイン -Côtes de Nuits


コート・ド・ニュイ地区(Côtes de Nuits)とは?

コート・ド・ニュイ地区(Côtes de Nuits)は、縦に長いブルゴーニュ地方において(シャブリを除いて)最も北に位置する丘陵地帯です。
ディジョンの街からニュイ・サン・ジョルジュの街の南まで連なる傾斜に畑が広がっています。

世界で最も高額なワイン「ロマネ・コンティ」をはじめとする最高レベルのワインを生み出す畑が綺羅星のごとく集中している地区で、その景観は地図で見るだけでも圧巻です。

また、コード・ド・ニュイの南には、同じく白ワインの銘醸地コート・ド・ボーヌ地区が続いています。
このコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの2つの地区を合わせて「コート・ドール(黄金の丘)」と呼びます。
世界中の人々を感動させるワインを生み出す畑が、この小さな一帯に集まっているワインを勉強する上で最も大切な地域の一つです。

コート・ド・ニュイ地区は赤ワインの名産地

コート・ド・ニュイ地区に話を戻します。
この地区では、赤ワインが総生産の約9割と赤ワインの名産地となっており、ブルゴーニュ地方の代名詞でもあるピノ・ノワールの単一品種によるワインが、ほとんどを占めています。

村名A.O.C.は9つ存在しており、その他の村のA.O.C.である「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」を含めると、コミュナルのA.O.C.は10つ存在しています。
また、ブルゴーニュ地方では、畑レベルでのA.O.C.が存在しており、その中で最も高い格付けとなる「グランクリュ」が25つも存在しています。
ブルゴーニュ地方のワインを知る上で、グランクリュは避けては通れない重要な要素ですので、頑張って覚えてみましょう。

村名にグラン・クリュの名前が付いている

グランクリュを覚えるには、分かりやすい村名の由来について理解すると覚えるのが楽になります。
コード・ド・ニュイ地区の村には、「ジュヴレ・シャンベルタン」や「シャンボール・ミュジニィ」など、2つの言葉が繋がった長い村名が多いことに気付きます。

実はこれらは、昔はそれぞれ「ジュヴレ村」「シャンボール村」だったのですが、畑の方が知名度があるということで、畑名が村名の後ろについたという由来なのです。

従って、ジュヴレ・シャンベルタン村には「シャンベルタン」という畑があり、シャンボール・ミュジニィ村には「ミュジニィ」という畑があるのです。
コート・ド・ボーヌ地区の話になってしまいますが、グランクリュ「モンラッシェ」は2つの村にまたがっているため、「シャサーニュ・モンラッシェ村」と「ピュリニィ・モンラッシェ村」の2つのモンラッシェを含む村が存在しているのもそのためです。

コート・ドールで、2つの単語が繋がった村名があれば、後ろの単語がその村で最も有名な畑名であると思って概ね問題ありません。

まずはグラン・クリュを覚えるところから

グランクリュの1つ下の格付けである「プルミエ・クリュ」もグラン・クリュ以上に相当数存在しているのですが、ひとまずはグランクリュだけ覚えるだけでも良いかと思います。
グラン・クリュと、それらが位置する村の関係から覚えることが最初の一歩です。

なお、レジョナルのA.O.C.は、「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ」の1つだけしかありません。

村名A.O.C.一覧

マルサネ
マルサネ・ロゼ
フィサン
ジュヴレ・シャンベルタン
モレ・サン・ドニ
シャンボール・ミュジニィ
ヴージョ
ヴォーヌ・ロマネ
ニュイ・サン・ジョルジュ
コード・ド・ニュイ・ヴィラージュ

グランクリュ一覧

シャンベルタン
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
シャルム・シャンベルタン
マゾワイエール・シャンベルタン
シャペル・シャンベルタン
グリオット・シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
マジ・シャンベルタン
ルショット・シャンベルタン
ボンヌ・マール
クロ・デ・ランブレ
クロ・サン・ドニ
クロ・ド・ラ・ロッシュ
クロ・ド・タール
ミュジニィ
クロ・ド・ヴージョ
グラン・エシェゾー
エシェゾー
ロマネ・コンティ
ラ・ロマネ
ロマネ・サン・ヴィヴァン
ラ・ターシュ
リシュブール
ラ・グランド・リュ



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