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豆知識

主要6市場のワイン専門家を調査対象とした“今後2年間のワイントレンド予測”

          
昨年10月、世界のワイン市場の動向調査を中心としたグローバルリサーチ「ワイントレードモニター」を行っているSopexaより、2018年の調査結果が発表されました。

今回の調査報告は、アメリカや日本、中国、香港、カナダ、ベルギーといった主要6市場のインポーター、卸売業者、小売業者などを含む781の専門家を調査対象に、今後2年間の市場展開やトレンド予測などをしたものです。

興味深いトレンド予測が行われていますが、その中でも特に注目しておきたい内容をいくつか簡単にまとめてみました。

今後、どんなワインがこれら主要6市場でトレンドになっていくと予想されたのか、ぜひチェックしてみてください。
            
             

イタリアワイン人気が高まっている

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今回、調査対象の41%が、今後2年間でイタリアワインの売上が伸びると予想しました。

イタリアワインの人気が最も高いのがカナダなのですが、近年中国でも人気沸騰中なのだそうです。
多くの専門家から、両国の売上高ランキングでイタリアワインはトップ3入りしていると回答があり、イタリアワイン人気に拍車がかかってきたという見解を示しています。

また、回答者の42%が、今後2年間にわたり売上増加が見込まれる上位3生産国にイタリアを指名。
ワインディレクター Andrea Ferrero(アンドレア・フェレロ)氏によると、「バリエーション豊かな土着品種」「原産地呼称ワインの優れたコストパフォーマンス」「イタリアワイン生産者たち自身による、世界各国での知名度を高めるための活動」などが、カナダや中国においてイタリアワイン人気が高い理由と指摘します。

このことからも、日本でもさらにイタリアワインに注目が集まっていく可能性はあるでしょう。
           
              

注目カテゴリーは?

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今後、売上増大が期待されるカテゴリーとして注目されていたのが、オーガニックワインや銘柄ワイン、ロゼワインです。


まず、中国と香港を除く国々の調査対象者の35%が、オーガニックワインやビオディナミワインが単一品種ワインをおさえ、今後2年間で大幅に売上を伸ばしていくと回答。


特にベルギーと日本にこうした動向が顕著に見られ、両国の自然派ワインに大きな関心が寄せられている背景も一因になっているのではないか、と考えられています。
           
            
            

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一方、「銘柄ワイン(ボルドー、キャンティなど)」の売上増加も今後最大の増加が見込まれており、中国と香港では、特に圧倒的な成長の可能性が期待されています。
              
             
             

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さらに、日本でも着実に売上を伸ばして来ているロゼワインもトレンド傾向。
北米の調査の対象者は4人に1人、カナダでは2人に1人の専門家がそれぞれ、同カテゴリーの売上は今後ますます増加すると予測しました。

日本のワイン市場も今後、これらトレンド予測の影響を大きく受けそうな印象です。
              
             

生産地とワインの動向

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今調査で赤ワインの売上が増大するだろう見込まれる生産地は、フランスの4カ所。
アジア諸国ではボルドー、ベルギーではラングドックのワインの売上が高く、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌと続きます。これら赤ワイン産地は今後も売上を伸ばすだろう、と示唆されていました。
            
              
             

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また、中国、カナダ、香港、日本でニュージーランド マールボロ地区の白ワインの人気が高く、北米ではロワールワインの売上がトップ。これら二つのワインは今後も売上を増大させていくだろうという見解が示されています。
            
            
             

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ロゼは、プロヴァンスやコルシカ、ラングドッグが人気となると予測されていますが、中国、日本、カナダの売上成長予測を行った業者の約半数がイタリアのロゼワインに注目していると回答。今後はさらにこの勢いを増すだろう、と位置づけたようです。
             
             
               

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またスパークリングにおいては、プロセッコは全市場での売上の伸長、ベルギーや日本では最大の売上成長率が見込まれています。
           
             

シュナン・ブランがトレンドに?

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同調査では、ブドウ品種のトレンドも予測されていました。

予想通り、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロといった国際品種は、今後2年を見据えた上でも人気を継続していくだろう、という回答が多数。
しかし、中国や香港ではシラーズ、ベルギーではグルナッシュの人気が高まってきているという回答があったようです。

また注目したいトピックとして、北米ではシャルドネの人気に陰りが見えてきており、米国ではシュナン・ブラン、カナダはソーヴィニヨン・ブランがそれに変わって売上が伸びてきているという報告もあがってきているとのこと。
今調査で、米国でのシュナン・ブラン人気が高く、今後順調に売上を増加させていく品種として期待されていることがわかりました。

さらに、米国はヴァラエタルワインの主要市場として世界的に注目されている生産国です。
シュナン・ブランが人気という傾向は、今後のワイン市場全体の新たなトレンドになり得るものと見られているようです。
            
             

あくまで予測

            
ここでは、「ワイントレードモニター」による、世界のワイン市場トレンド分析と展望について一部まとめて紹介していきました。

あくまで、業界関係者たちのトレンド予測ではありますが、普段からワインに触れ合っている方であれば、「確かに…」と思う部分も多かったのではないでしょうか。

ちなみに、日本市場に関しては「日本ワイン」の伸長も見逃せないポイントになりそうです。
国内製造ワインの売上も伸びてきている背景から、“日本ワインも引き続き注目されるだろう”という見方が多い一方、生産者による需要のバラツキが見られ、全体的にブームが落ち着き始めているという意見もあります。

今後、業界がどのように日本ワインをアピールし、飲み手を飽きさせない工夫を仕掛けてくるのか、国内のワインファンはその動向に注目し続けるべきでしょう。


2年後、私たちはどんなワインを当たり前のように飲んでいるのでしょうか。

ぜひ、あなたも予想してみてください。



【ご参考】
Sopexa

詳しくはコチラ(pdfダウンロード可能)
           
             

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