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飲むなら今!?ムンクの「叫び」をラベルにしたトスカーナワイン「ランコーレ」が面白い!

              
世界中で知らぬ者はいない、と言っても過言ではない絵画のひとつ「叫び」。エドヴァルド・ムンクが描いた、あの名画です。
              
現在、東京・上野の東京都美術館では、近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンクの大回顧展「ムンク展 ー共鳴する魂の叫び」が開催中。
                
               

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本物の「叫び」はもちろん、油彩の名作や版画など、数多くの作品がオスロ市立ムンク美術館から来日しており、彼の約60年にわたる画業をこの目で振り返ることができます。

さて、改めて話題となっているムンクの「叫び」ですが、この名画をラベルに記載しているユニークなワインがあります。

それが、アンドレア・パオレッティが手掛けるトスカーナワイン「ランコーレ」

“恨み”を意味するランコーレの文字の上に、あの叫びの絵画がプリントされた、超個性的なこのラベルは、一度見たら忘れられないインパクトを与えます。

一体どんなワインなのか、ここでご紹介していきましょう。
            
             

実は、とんでもなく有名な方が手掛けたワイン!

             
“恨み”などと聞くと怖くて手に取れない、という方もいるかもしれません。
とはいえ、ワインにさまざまな怨恨が溶解しているわけではなく、造り手がこだわりにこだわった、素晴らしい品質の1本ですのでご安心ください。

実は、「ランコーレ」を造ったのは、栽培・醸造コンサルタントのアンドレア・パオレッティという人物です。

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パオレッティ氏は、サンジョベーゼをはじめ、扱うブドウに適した細かな作業を的確に行うことで知られており、トスカーナのトップワイナリーをはじめ、さまざまなワイナリーから引っ張りだこという、売れっ子コンサルタント。

あのアンティノリを始め、オルネライア、イゾレ・エ・オレーナ、カイアロッサな数々の有名ワイナリーにて栽培を指導してきたパオレッティ氏は、イタリアワイン界では知らぬ者はいないという人物で、その手腕は世界中から注目され続けています。

しかし、“キャパシティを超えた作業は品質を落とすだけ”という哲学を持っており、あのカリフォルニアのプレミアム・ワイン『ルビコン』で知られる 映画監督フランシス・フォード・コッポラからの依頼をあっさりと断った、ということでも話題に。

このブドウ栽培、ワイン造りへのこだわりこそ彼が信頼されている理由であり、そんな彼が手掛けたワインが「ランコーレ」なのですから、飲まないわけにはいかないでしょう。
              
               

絶妙なブレンドに遊び心を感じる!

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「ランコーレ」は、サンジョベーゼが主体の赤ワイン。

それに加え、メルロやピノ・ネロ(ピノ・ノワール)、2010年ヴィンテージではプティ・ヴェルドがブレンドされているなど、ヴィンテージによって配分は変わります。

収穫はもちろん手作業で、完熟した房のみが選別され、収穫されています。醸造は20~28日間30℃の定温にて発酵・マセラシオンを行い、フレンチオークの1年使用トノー(300L)にて12-24ヶ月熟成させ、瓶詰めされます。

サンジョベーゼはともかく、面白いのはそれにピノ・ネロがブレンドされているところ。

パオレッティ氏曰く、「ピノ・ネロは、上品なフランス人女性の様」と形容しています。

陽気なイタリアの女性を思わせるサンジョベーゼ、上品なフランス人女性を思わせるピノ・ネロ。

両方とも魅力的だからブレンドした、という、イタリアらしさを感じる小粋なテクニックに遊び心を感じます。

皆さんは、どんな味わいになっているか想像できますか?
             
             

さすが…と思わせる味わい!

15319「ランコーレ」は、年間なんと約5,000本しか造られていないという、希少価値の高いワイン。

コレクター的にはそれだけで特別感がありますが、やはりサンジョベーゼを知り尽くしたパオレッティ氏が手掛けたワインですので、その品質の高さに酔いしれていただきたいところです。

その味わいは、果実味に溢れており、サンジョヴェーゼらしい伸びやかな酸にピノ由来の独特の熟したプラムの香りや繊細なニュアンスが加わった、独特の味わい。

インポーターも、「さすがイタリアで一番の栽培・醸造家が手掛けたワイン」と絶賛しており、イタリアワインファンはもちろん、全ワインファンに飲んでいただきたい1本となっています。
              
            

貴重な機会を見逃さないで!

            
ここでは、ムンクの「叫び」がプリントされた、個性的なワイン「ランコーレ」を紹介しました。

インポーターからも、なかなか入荷しないという貴重なワインと口酸っぱく言われているので、ぜひこの機会を逃さないでください。

ちなみに、「ムンク展 ー共鳴する魂の叫び」は、2019年1月20日まで開催していますので、本物のムンクの「叫び」などを鑑賞しに行ってみてはいかがでしょうか。

「ランコーレ」を飲んでから「叫び」を見るか、「叫び」を見てから「ランコーレ」を飲むか…。

個人的な話で恐縮ですが、先にムンク展に行ってしまいました。
ただ、そのおかげでアンドレア・パオレッティ氏が、なぜこのラベルにしたのかという秘密が少し分かったような…気がしました。(インポーターには教えてくれなかったそうです)

【ご注意ください!】
今回ご紹介したワインは「ムンク展」の関連商品ではございません。
そのため本展では購入することはできませんので、予めご承知おきください。
              
               

展覧会情報

15316開催期間  : 2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)
休日    : 月曜日、12月25日(火)、1月1日(火・祝)、15日(火)
        ※11月26日(月)、12月10日(月)、24日(月・休)、1月14日(月・祝)は開催

会場    : 東京都美術館 企画展示室

開室時間  : 9:30~17:30 ※金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)


世界で最もよく知られる名画の一つ《叫び》を描いた西洋近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンク(1863-1944)。
画家の故郷、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点により構成される大回顧展です。

複数描かれた《叫び》のうち、ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画の《叫び》は今回が待望の初来日となります。
愛や絶望、嫉妬、孤独など人間の内面が強烈なまでに表現された代表作の数々から、ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで、約60年にわたるムンクの画業を振り返ります。
               
                

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ナカゴミ コウイチ

ナカゴミ コウイチ

山梨県出身、甲州ワイン育ちのフリーライターです。ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。

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