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突撃リポート

和食とも楽しめるエレガントなボルドーワイン!「シャトー・ルデンヌ」が面白い!

             
フランス ボルドー地方きってのワイン銘醸地といえば、メドック地区。
名立たるシャトーがきら星のごとく建ち並ぶ、世界最高峰のブドウ・ワイン産地です。

そんなメドック地区の北部、サンテステフ村の北隣にあるのが、メドック最古のワイナリーのひとつ「シャトー・ルデンヌ」という、名門シャトー。

先日、アサヒビールの招きにより「シャトー ルデンヌ」のブランドCEOフィリップ・ド・ポワフェレ(Philippe de Poyferre)氏が来日。

東京都銀座にある和食店にて、プレス向けランチセミナーが開催されました。
               
                 

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ここでは、「シャトー・ルデンヌ」について、ボルドーワインと和食のマリアージュについてレポートします。
           
                

ユニークなストーリー

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シャトー・ルデンヌは、ボルドー地方のメドック地区にて、300年を超える長い歴史を持つシャトー。
ピンク色の外観のシャトーが印象的な、多くの著名人たちに愛されているメドック地区きっての名門シャトーです。

同シャトーの歴史が大きく動き始めたのが、1875年。

イギリスのギルビー家が所有者となり、シャトーに多くの投資をします。
品質の高いワインを生産するための設備投資はもちろん、イギリス式の庭園を造園したり、建物をピンク色にするなど、シャトー・ルデンヌは彼らのビジネスには欠かせない存在として稼働し続けていました。
                 
             

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当時は、数多くの著名人たちが集う社交の場でもあったシャトー・ルデンヌは、常に注目を集める存在に。

メドック・クリュ・ブルジョワに指定される高品質な赤ワイン、さらにメドック地区ではじめて辛口白ワインの生産を始めたりと、まさにボルドーワイン繁栄の立役者の一人と言っても過言では無い、そんなシャトーだったのです。
               
              

復活を遂げた今

           
ギルビー家の采配により繁栄を極めた、シャトー・ルデンヌ。
しかし、ギルビー社が合併によりIDV(International Distillers & Vintners)のメンバーとなり、その数年後には別の所有者へと売却されることに。

新オーナーは高い品質や高いポテンシャルは持ち続けていたものの、以前のような華やかな輝きは失ってしまいます。

しかし、2016年。

カミュ社がシャトー・ルデンヌの将来性に惚れ込み、購入。

コニャック造りで培ってきたワイン造りへの情熱と技術が注ぎ込まれた、シャトー・ルデンヌは注目される一流シャトーへと再び復活を遂げます。

あの日の「シャトー・ルデンヌ」が、ここに戻ってきたのです。
             
            

最高の環境&オーガニックへの思い

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シャトー・ルデンヌの自社畑は、ジロンド河沿いに位置しており、それらの影響から大変ブドウ栽培に適した環境となっています。

「砂利、粘土質を中心とした土壌組成。水はけが良く、さらにブドウ樹の根がしっかりと地中深くまで伸びるため、品質の高いブドウが収穫できる」と、フィリップ・ド・ポワフェレ氏。

さらに理想的なブドウ栽培のために、自社畑をボルドーでは難しいと言われているオーガニックへ転換中なのだとか。

ボリューム重視のボルドーワインが多い中、テロワールを反映した繊細なワイン造りを目指す、その心意気に心打たれます。

ちなみに、樽の要素を効かせ過ぎず、あくまでエレガントさにこだわるというフィリップ・ド・ポワフェレ氏。

新しいボルドーワインの歴史が、シャトー・ルデンヌから始まりそうな予感です。
               
                 

注目のボルドーワイン×和食

              
さて、今回のプレス向けランチセミナーの目玉は何と言っても、ボルドーワインと和食の組み合わせ。
フィリップ・ド・ポワフェレ氏が所望し実現したそうですが、その理由を、
        
「まず、シンプルにボルドーワインと和食の相性を試してみたかった。また、和食のようにさまざまな味付けのお料理が同時に提供されるのはフランス料理とは違うため、大変興味があったからだ」
と、語ります。           
                

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改めて考え見ると、確かに和食はさまざまな要素を持った料理が多く食卓に並ぶので、考えようによっては、ワインとのマリアージュを楽しむ(試す)にはもってこい…かもしれません。
              
              

当日用意されたワインは?

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ランチセミナーで用意されたシャトー・ルデンヌのワインは、全部で4種類。

・シャトー・ルデンヌ・ブラン 2016
(ソーヴィニョン・ブラン75%・セミヨン25%)

・シャトー・ルデンヌ・ルージュ 2013
(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 他)

・シャトー・ルデンヌ・ルージュ 2016
(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 他)

・シャトー・ルデンヌ・ルージュ 1996(マグナムボトル)

                     
                  
                

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「シャトー・ルデンヌ・ブラン 2016」は、シトラスや柑橘を思わせるフレッシュな香りが特徴ですが、驚くほど繊細でエレガント。酸も穏やかで余韻も心地よく、和食にも合わせやすい印象の1本。

「シャトー・ルデンヌ・ルージュ」は、2013年はベリー系の香りとアーシーなニュアンスがありながらも、ボリュームは良い意味で抑えられ、こちらも飲みやすい印象。
                     
                      
                       

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2016年は、「2週間前にボトリングしたばかり。そのため、飲み頃というわけでは無いが、今後の『シャトー・ルデンヌ』の方向性を感じ取ってほしい」とフィリップ・ド・ポワフェレ氏から説明が。確かにまだ硬さは感じたものの、それでも繊細な口当たりとフレッシュな香りが心地よく、個人的には美味しく楽しめました。

そして、1996年。シャトーに現存するバックヴィンテージから持ち込んだ、ということで特別に用意してもらえました。熟成が進み、色合いもオレンジがかってきていますが、力強さは失われておらず、タンニンもまろやかで、奥行きのある素晴らしい状態に仕上がっていると感じました。
              
               
                   

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和食との相性は?

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今回、すき焼きをはじめ、煮付け、お刺身、おひたし、だし巻き卵、漬け物など、さまざまな和食が用意されました。
                
                   
                     

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白ワインには、やはりだし巻き卵、おひたし、里芋などこういった、出汁を使用したものが合うような印象を持ちました。また、面白かったのが、魚介類との相性。イカや鯛、まぐろなど、醤油をつけないと、白ワインと合うようなイメージです。醤油、やはり強烈な個性を持っているようです。
                   
                   
                     

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赤ワインの場合、当然ながら和食とは難しいものもありましたが、肉類はもちろん、ごぼうの牛肉巻きや煮付けとの相性は悪くなく、むしろスッキリと楽しめて個人的には日本酒よりもいいかな、と感じました。

また、若い赤ワインも良いのですが、1996年ヴィンテージはタンニン量の減少、また全体的に柔らかな印象なため、全体的に和食との相性が悪くなかったと思います。
                     
                   
                  

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「私の印象だと…牛肉のしぐれ煮、すき焼きと赤ワインの相性はなかなか面白いと思う」と、フィリップ・ド・ポワフェレ氏。

今回、溶き卵も用意されていましたが、溶き卵をつけたすき焼きとの相性も悪くないと語っており、これもまた、興味深い結果となりました。
                     
                 
                

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エレガントなボルドーなら楽しめる!

             
今回のプレス向けランチセミナーで改めて感じたのは、「まだまだ隠された楽しみ方が、ワインにはある」ということでした。
                  
                

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和食となると、日本ワインはもちろん、ブルゴーニュやアルザスといったワインと合わせたくなるものですが、シャトー・ルデンヌのようなエレガントなボルドーであれば、何ら遜色なく和食と楽しむことができます。

メドック地区最古のシャトーのひとつ、シャトー・ルデンヌ。

ワイン初心者でも日常的に楽しめる、素晴らしいボルドーワインですので、ぜひチェックしてみてください!

【ご参考】

シャトー・ルデンヌ
             
             

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ナカゴミ コウイチ

ナカゴミ コウイチ

山梨県出身、甲州ワイン育ちのフリーライターです。ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。

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