【ワインのおしごと_Vol.8】シャトー・メルシャン製造課長の田村 隆幸さんに聞く!~後編~|カーヴ(Cave) -ワインがもっと楽しくなる!日本最大級のワインのレビューサイト

突撃リポート

【ワインのおしごと_Vol.8】シャトー・メルシャン製造課長の田村 隆幸さんに聞く!~後編~

後編では、シャトー・メルシャン製造課長の田村隆幸さんのより個人的な部分についてお聞きしています。
ワインへの思いも語っていただきましたので、ぜひ最後までお読みください。

                 

お話しを伺った方

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シャトー・メルシャン製造課長
田村 隆幸(たむら・たかゆき)さん


                

Q.仕事を続けているモチベーションは何ですか?

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「自分は、ワインを飲むのはもちろんですが、造ることが好きなんだと思うんです。
ワイン会などで“これはフランスのどこどこのワインです”と説明される方もいると思うのですが、僕はシャトー・メルシャンのことだったら、何時間でも話すことができますね。
ワインに関わる土地、人、ワイン造りにかかわる全ての人たちの顔が浮かんできます。

また、ワインがあることで、その土地の農畜産物が知られ、結果的に観光業にも繋がっていくなど、とても珍しい商材だと思うんです。
自分や仲間たちとワインを造り、それを提供していくことが楽しいんです。話は先ほどお話したドイツで出会ったおじさんに戻っていくのですが、あの方のように、僕も最終的にはただワインが好きなんでしょうね。」
              
                  

Q.普段お酒は飲まれますか?

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「普段、飲むお酒としてはワインが多いです。
日本ワインも飲みますが、輸入ワインが多いと思います。ものすごくこだわって選んでいる、というよりは、ジャケ買いもしますし、小さなインポーターさんが輸入しているワインのリコメンドなどを読んで購入することもあります。
もちろん、軽く飲みたい時などはコンビニエンスストアで購入することもあります。」
                  

Q.どのようなワインの飲み方をしていますか?

「普段は、食事が終わってから飲んでいます。
シンプルですが、パンやチーズ、生ハム、ドライフルーツなど、こういったものに合わせて飲んでいます。」

               

Q.趣味はありますか?

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「昔からラグビーをしていたので、今もラグビーは続けています。コーチ、レフリー、プレイヤーとしても活動しています。
コーチとしては小学生や中学生を教えており、レフリーはライセンスを持っていますので、試合運営などにも携わっていますね。」

                  

Q.音楽もお好きだと聞いていますが?

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「昔、バンドでギターとドラムをしていたことがあります。単身赴任先にギターを持ってきているので、今でもギターは続けています。
少し変わった弾き方を勉強したいな、と思い、押尾コータローやMIYAVIなどのタッピング奏法に挑戦しています。難しいですが、挑戦中です。」

             

Q.田村さんにとってワインとはどのような存在でしょうか?

「とても大きな存在です。
僕自身ワインとの付き合いも長いですし、畑なども広げたことで、自分がいなくなってもこの先、ワイン造りを続けていける土台も作れました。これから先、100年以上続いてほしいと思っています。」

               

Q.素晴らしいですね。

「また、先ほどフランスのモンペリエ大学の醸造学部でのエピソードをお話しましたが、近頃では、彼らにリスペクトされるような位置に近づきつつあるのではないか、と思うようになりました。

                       

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メルシャンのブランドコンサルタントに就任した
マスター・オブ・ワインの大橋 健一氏


                 

                  
昨年、メルシャンのブランドコンサルタントとしてマスター・オブ・ワインの大橋 健一さんを迎えたことで、多くの外国の方にシャトー・メルシャンのワインを飲んでいただける機会に恵まれています。
品質をしっかりと評価してくれていると感じていますし、先日来日した『アルベール・ビショー』の方にも飲んでいただいたところ、好意的に評価してもらえました。」
             

Q田村さんの中で、ワインの存在感が大きく変わっていったのですね。

              
「こう考えてみると、就職した頃は“自分が造ったワイン”という思いが強かったのですが、今ではとてもそんなことは言えなくなってきています。
ひとつのワインに数多くの人たちの思いが乗っており、造ったワインは自分の存在をはるかに超えてます。」

                

Q.今後の目標があればお聞かせください。

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「シャトー・メルシャンは、新しいワイナリーができるということで、今過渡期にあります。
今まで勝沼にやってきた一部のブドウが、『シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー』と『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』に届けられるため、やってくるブドウの数量が一時的に減ります。仕込み統括としてはもちろん、勝沼スタッフ全体が、“勝沼でワインを造る理由”を、改めて問うていかなければならない時なんです。
『城の平ヴィンヤード』であったり、甲州やマスカット・ベーリーAを今以上に高みへと上げていく。これが、今後の課題です。」

                 

取材を終えて

                
今回、シャトー・メルシャン製造課長の田村 隆幸さんにお話をお聞きしました。
ワインにも歴史があるように、製造する人たち、一人ひとりにもストーリーがあることが、田村さんのお話を聞いて、改めて実感することができました。今後、シャトー・メルシャンのワインを口にする時、ワイン造りに携わっている人たちはどんな人たちなのだろう、と思いながら、楽しむのもいいかもしれませんね。

【ご参考】
シャトーメルシャン

             

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ナカゴミ コウイチ

ナカゴミ コウイチ

山梨県出身、甲州ワイン育ちのフリーライターです。ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。

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