以前、CAVEでご紹介した勝利という名のシャンパーニュ、「ヴィクトワール」。日本総代理店として「ヴィクトワール」を取り扱う株式会社TYクリエイションの﨤町 正則(そりまち まさのり)さんに、さまざまなことをお聞きしました。(詳しくはコチラ)
そんな「ヴィクトワール」なのですが、先日アジア太平洋輸出部長のルノー氏が来日。
東京都渋谷区にある「厨 七代目松五郎」にて、テイスティングセミナーが開催されました。
今回、CAVEではテイスティングセミナーの後、特別にルノー氏にお話を聞くことができた上に、特別に「ヴィクトワール」のシャンパーニュを限定入荷!
ルノー氏の貴重なインタビューへ行く前に、ここでは「ヴィクトワール」とその親会社である「G.Hマーテル社」について簡単に紹介します。
ヴィクトワール&G.Hマーテル社について
では、前回の記事を見たけれども忘れてしまった、また見ていないという方のために「ヴィクトワール」について再度お伝えします。
「ヴィクトワール」はシャンパーニュのメゾンで、親会社は「G.Hマーテル(Champagne G.H. MARTEL&Co.)」。
1869年にエペルネで設立された古い企業であり、家族経営のシャンパーニュ企業としては最大規模を誇ります。
G.Hマーテル社で生産されるワインの年間生産量は、800万本(生産能力1000万本!)。
世界第6位という、非常に有名なシャンパーニュグループなのです。
また、ほかの大企業がバッグや香水などの別事業を手掛ける中、G.Hマーテルはワインやスピリッツ、シャンパーニュ造りに特化。フランス国内はもちろん、世界から厚い信頼を得ている企業として知られています。
ラペノー家が100%所有の珍しい家族経営
G.Hマーテルグループは、ラペノー家が100%所有している、少しめずらしいシャンパーニュ企業。実は、シャンパーニュ企業では最後の家族経営の企業であり、これがグループ最大の強みである、とされています。
現在の当主である。4代目のクリストフ・ラペノー氏は、代表ではありますが、とにかくワイン作りをこよなく愛する人物であることで有名です。
さらに高品質なブドウやシャンパーニュ作りはもちろん、ブドウ栽培農家やバイヤーなど、事業パートナーとの信頼関係を特に大切にする姿勢も、家族経営でありながらも長く事業を続けていく秘密なのではないでしょうか。
1ha = 2億円の畑!?
G.Hマーテル率いるラペノー家は、自社畑を200ha、栽培農家と契約をしている畑は700haと、高騰を続けているシャンパーニュ地方にて、広大な土地の畑を所有。
ルノー氏いわく、今現在シャンパーニュ地方で1haの畑の価格はなんと日本円で2億円(!!?)になっていると言われており、歴史を持つ「G.Hマーテル」そして「ヴィクトワール」世界中で尊敬されている、そんな理由も何となくですがわかるような気がしました。
ユネスコ認定の貴重なセラー
さらに、同社のセラーは古い歴史を持つ貴重なものだということで、2015年7月4日にユネスコの世界遺産に認定。
まさに、シャンパーニュを代表すると言っても過言ではない、重要な企業なのです。
世界的に知られている超有名メゾン!
テイスティングセミナーでも、「ヴィクトワール」の歴史や思い、それぞれのシャンパーニュの細かな情報がルノー氏から語られましたが、細部にわたり、ルノー氏が「ヴィクトワール」を愛し、「シャンパーニュ」を愛していることが伝わりました。
日本ではまだ、あまり知られてない「ヴィクトワール」ですが、シャンパーニュ好きはもちろん、ワインファンならば、「知らないと恥ずかしい」最高峰のメゾンであることは間違いでしょう。
まとめ
ここでは、まず「ヴィクトワール」、「G.Hマーテル社」について簡単にご紹介しました。
品質、人柄、経営方針。全てに共感できる、素晴らしいシャンパーニュメゾンであることがお分かりいただけたと思います。
次回、同社のアジア太平洋輸出部長のルノー氏へのインタビューをお届けします。
ぜひ、チェックしてみてください!
【ご参考】
◆株式会社TYクリエイション
◆Champagne Victoire
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ナカゴミ コウイチ
ラジオ関係、ファッション関係のライティングをしながら、大好きなワインのお仕事も精力的に行っています。
ワインは日常的に楽しむ飲み物であるということを広く伝えて行くために活動を続けています。

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